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3日間の大移動

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 サン・ジョヴァンニ祭りの翌日、午後5時に出発しカターニア空港へ。夏を終えようとしているシチリアの大地には、ほっとさせる何かがある。強烈な白い矢に打たれ、じっと暑さに耐え、人を寄せ付けないあの厳しさはもう感じられない。
 戻って来る頃には、潤いを含んだ深い落ち着きを見せてくれるだろう。


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 ローマで一泊して翌朝、ヘルシンキへ。空から見る畑の緻密なパッチワークは、もしかするとこの国の気質を表しているのだろうか。シチリアの畑は土地の隆起任せで自由奔放だから。

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 我が人生における最北地着陸記録。ヘルシンキ、ヴァンター空港はVantaaとaが二つ綴られるのがおもしろい。機内のアナウンスも、カラハラハラハラ、クラハリカラハラ、ハラッポリハラハラ、アアー。ハラハラ言いながら最後にアアーというのが楽しくて、今我々の間でちょっとした流行に。

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 フィンランドの空は青かった。ラグーザと同じくらい青く、雲が生き生きとして、良い空だったな。
 機内食に玉ねぎがふんだんに使われていて、玉ねぎ精神アレルギーのルカはかなり辛そうだったけれど、フィンランド・ビールOLVIは美味しく、ハラハラ語とともにハラハラしつつ無事日本到着。

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 6年ぶりに再会した実家の庭のサルスベリは最後に見た時よりも随分ふくよかになったような・・・。サルスベリも同じ思いで私を見下ろしていたりして。(到着した日はもっと咲いていたのに、大分散ってしまいました)
 さぁ、日本でいろいろ頑張ろう!日本の友人たちよ、お手柔らかにお願いします。


追伸:ラグーザを出てローマ、ヘルシンキ経由で自宅に着くまで3日。こんな長い旅はもうしたくない。でもまだ復路が待っている。ハラハラ気が重いなぁ、アアー。

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by hyblaheraia | 2010-09-08 12:31 | 一時帰国 | Comments(10)

ノート Noto のディティール

 ノート Noto に行ってカッテドラーレを見る。
 1996年の地震で一部が崩壊し、2007年に完全修復されたばかりのカッテドラーレを見なければ、ノートに行ったとは言えないと思っていた。
 けれど他にも見るべき大切なものがあることに気付かされた今回の旅。


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 ノートの中心広場に着くなり、あのマリアンニーナ・コッファ Mariannia Coffa の胸像が視界に飛び込み、近寄って確かめた瞬間、軽い一撃を受けたような気がした。
 そうだ、ノートは彼女が眠る場所だった。一時はあれだけ熱く彼女の人生を考えていたのに、ノート出身だったことさえ忘れてしまうとは。

(不運な生涯を送った詩人、マリアンニーナ・コッファの記事は こちら )

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 ああ、これがかのカッテドラーレ。なんという大きさ。黄色くまぶしい。空の青とのコントラストが痛い。運悪く、昼休みで閉まっていたので中は見られず。

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 でもそれで良かったような気がする。
 対面のパラッツォ・ドゥチェーツィオの窓に反射する、もう一つのカッテドラーレは安心して見上げていられるし、

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 あるパラッツォ最上階のバルコニーに透けて見える青空は、豊穣を象徴するようなフォルムと、その向こうの永遠なるものを感じさせてくれた。


 そしてシチリア南東部特有のバルコニー装飾。

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 どれもラグーザのそれとは全く趣が違う。

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 カッテドラーレには入れなかったけれど、マリアンニーナ・コッファのことを思い出し、ノートの街全体にちりばめられた美しく、心を開かせるディティールに満たされ、ノートらしさ、ラグーザらしさ、昔と現代のシチリアの違いを感覚的に理解した一日だった。

(感覚人間です・・・)
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by hyblaheraia | 2010-08-26 05:22 | シチリア他の町 | Comments(12)

ピアッツァ・アルメリーナのドゥオーモ

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 厚い壁に挟まれた坂道を登り、水色のクーポラを目指す。ゆったりとした傾斜道、次第に曲がり道、短い急な斜面とその横に階段、登ると分かれ道。
 午後の休み時、窓も扉も閉められた壁に静かに守られ、道の生命だけを感じながらドゥオーモを訪ねる。

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 外壁の色はこの地域の土の色のように赤く、ファサード、教会内部、鐘楼に刻まれた様式の違いがなぜか心地良かった。渾然一体となるもののリズムと迫力のようなものがある。

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 さあ、ラグーザへ帰ろう。日が暮れる前に。赤いフィアット・チンクエチェントで赤い大地を走り抜けよう!


将来の花嫁さんへ ~クリック~
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by hyblaheraia | 2010-08-24 23:09 | シチリア他の町 | Comments(0)

ピアッツァ・アルメリーナのモザイク -その2-

 シチリアの中央部、ピアッツァ・アルメリーナにあるVilla romana del Casale カサーレの古代ローマ邸。そこを訪れる人が皆、楽しみにしているのが、

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 楽しそうな笑い声が聞こえてきそうなビキニ姿の女の子たちのモザイク。

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 下には別のモザイクがあったよう。

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 ビーチボール?で遊ぶ姿。日本の紙風船を思い出す色どり。


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 マラカスとシンバル?いやこの文脈から行くと鉄アレーと円盤投げ?つい慌ててしまって・・・。

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 風車?優勝者には冠とシュロの葉?解説書が手元にないので、想像ばかりが膨らんでしまう。

 
 さて、乙女の遊戯の次はがらりと変わって、こちらは戦いの場面。

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 牛車があったとは。

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 拮抗が敗れるのはもうすぐ。
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 戦いの場面は向こうのアーチ型の回廊にも続いている。


 モザイクはもっと色濃く、ギラギラしていると思っていたけれど、柔らかく自然な色遣いで、太陽が強く刺すほど白味が増して軽やかに見えるという不思議な雰囲気。そして臨場感のある線とうねり。小さな石でこんな壮大な世界を描くなんて!
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by hyblaheraia | 2010-08-19 07:07 | シチリア他の町 | Comments(8)

ピアッツァ・アルメリーナのモザイク -その1-

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 陶器の町、カルタジローネを出て、永遠の丘陵地帯を見降ろしながら、急カーブに揺られ~、
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 揺られ~・・・、・・・車酔いで無言・・・。カメラを構えるもピントがズレて、力なし。

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 道に迷いながらようやくVilla romana del Casale カサーレの古代ローマ邸に到着。建てられたのは3世紀後半~4世紀前半。
 真っ青な空とこの地域独特の黄色の土、木々の葉が風にこすれる軽やかな音は、1700年前から変わらないのかもしれない。

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 と思いを馳せていると、足元に既にこんな美しいモザイクが。保護板も何もなく、ここを歩かなければ中に入れない。本当に歩いていいの?踏み付けちゃっていいの?!

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 なんだかとても申し訳ないことをしている気持ちになり、隠れクリスチャンの踏み絵はこんな気持ちだったのかと考える。しゃがんでモザイクを触ってみると、さらさらして温かかった。

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 他のモザイクはガラスで保護されている。でもこの中の暑いこと、蒸すことといったら!

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 蛇の身体に女性の頭。メドゥーサと関係があるのかな。兵士が退治しようとしていて、
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 こちらは大男たちが矢に射られ呻いている。その周りに蛇。
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 豹の下方には3人のクピド?額に不思議なマークがあって、これは一体何のか我々の間で議論が白熱。
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 豹の上方には強そうな3人の女性(女神?)。ガイドブックがないと物語や表象が全く分からず、後で買って調べよう!ということに。

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 こちらは動物のモザイク。虎、豹、熊などいろいろ描かれている。
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 あら?ワンちゃん!さっきは遺跡の入り口まで案内してくれてありがとう!どこに行くの~~。
 動物たちに囲まれて居心地が良いのか、
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 動物の長い長い回廊をテクテク、テクテク。暑さに参っている観光客の心を和ましてくれて、皆でフフフ、ハハハ!ワンちゃんの毛の色といい、姿といい、モザイクに溶け込んでいるなぁ。

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 動物の回廊の反対側には、ずっと観てみたかったこれが。


 長くなるので、続きます・・・。
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by hyblaheraia | 2010-08-18 05:54 | シチリア他の町 | Comments(0)

Pupi siciliani シチリア伝統の人形劇

 カルタジローネの陶器の階段の両脇には、陶器店がずらりと立ち並ぶ。これらの店を全部見尽くし、欲しい一点を見つけることはまず無理だろうな、と考えながら階段を登っていると、Pupci sicilianiシチリア伝統人形劇の展示会場を発見。入ってみると、

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 壮観、そして大迫力!
 色も、武具の輝きも、顔の表情も、猛烈な力を放っている。お土産物屋で売られている小さな操り人形とは訳が違う。実際の劇はまだ観たことがないけれど、これだけでもかなり心が一杯に。


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 人形劇の際の背景画も堂々と展示されている。
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 これはサン・ジョルジョが龍を退治して姫君を救い出すところ。
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 Morte di "Olivieru" nella valle di Runcisvale「ルンチスヴァーレの谷でのオリヴィエール)の死」というタイトルが見える。『狂気のオルランド』の一場面だそう。
 オリヴィエーロではなく、オリヴィエールという所にちょっと笑ってしまう。シチリア訛りの語尾の「ウ」はいろいろなところに出てきてしまうのね。


 人形をもう少し。『狂気のオルランド』をまだ読んでいないことを反省しつつ。

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左:ブラダマンテ(女性)、右:オルランド。

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左:リナルド、右:アフリカのトロイアーノ。


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 美しい武具にも目が行く。
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 すね、太もも、胴周りと楯に同じモティーフが打ち出されていて、

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 足の裏も大迫力!木の削れ具合は人形たちの戦いの跡を物語っているよう。
 良く見ると、カターニアの象の広場のモニュメントがこんな所に(左)。

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 これは一番の強面。目のはつり上がり、血走り、鼻はしゃくれ、額に血管が浮き出ている。ああ、怖い怖い!

でもこちらは






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もっと怖い!


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by hyblaheraia | 2010-08-15 06:28 | シチリア他の町 | Comments(10)

カルタジローネへ

「朋あり遠方より来たり。亦楽しからずや。」
 ボローニャからナポリ経由でスフォリアテッラを携え、ルカの親友でジョークの天才、コッラードがやって来た。おはようの挨拶からお休みの一言まで、お店に入ってもレストランでも、秒単位にセンスの高いジョークとユーモアを次々に繰り出し、笑いの絶えない日々だった。
 さてコッラードにとっては初のシチリア上陸。2日半の滞在なのに、レンタカーして行きたい所があり過ぎてびっくり。シチリアの道はボローニャと違うよ!我々になだめられ、行き先をぐっと絞り込み、3人一致でピアッツァ・アルメリーナのモザイクと、カルタジローネの陶器を見に出発!

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 持参したカーナビを頼りにまずはラグーザを出ようとするのだけれど、工事で閉鎖されたり一通になっていたりで、いつの間にかコミソ行きのぐねぐね道を下り始めていた。

「ソノミチハ マチガッテ イマス」

 カーナビのお姉さんに叱られながらも、まぁいいか、コミソを突っ切って行こう!景色もいいし、ヒョッホ~。

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 山の町ラグーザからぐんぐん下がり、海が壁のように見える大パノラマの中、もう飛んでいるみたい!

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 コミソの町を通り抜け、細いガタガタ、ぐねぐね道をひたすら進む。ブドウの生産で有名なマッヅァッローネを通っている時、遠くに並行して走る国道514号が見えてしまって、ええ!まだここなの!!。びっくり。

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 ガタガタ道は次第にアップダウンが激しくなる。地図も忘れたし、案内標識もほとんどなく、どこを走っているのか良く分からず。

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 でも突然開けた丘陵地帯と煙を吹くエトナの雄大な景色に、一同溜息。これぞシチリアの宝!

 「ソノミチハ マチガッテ イマス ッテバ!」
 カーナビのお姉さんの声が心なしか厳しくなっているような。ボコボコ道を進むこと1時間半。ようやく


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 カルタジローネに到着。教会の装飾も、石の色もラグーザとは全然違う。

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 天使と花の優美な装飾。

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 道の壁のイエス像は色彩豊かなタイルで。


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 そして見たかったこの

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 タイルの階段。

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 想像していたものより色合いが優しく、ふんわりと繊細だった。


もうちょっとだけカルタジローネの写真
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by hyblaheraia | 2010-08-13 00:12 | シチリア他の町 | Comments(4)

ナポリ 静寂(しじま)の色

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 夕陽に染まるナポリ湾。さっきまで山火事があったとは思えないほどの落ち着いた美しさ。

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 カマルドリの山から吹く風が、空の紅さをこちらにもたらして、

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 次第に、

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 次第に、色を濃くしていく。



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 水平線の向こうに太陽が沈んでからの時間が、なぜか

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 最も艶やかで、複雑な色の織り合いが現われ、

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 海の青紫色と溶け合い始める。
 この静寂(しじま)の色を我が物にしたいと思うのは、

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 空も同じだ。

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 もう何も言うまい。

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 静かに染まっていよう。

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by hyblaheraia | 2009-08-24 23:23 | ナポリの実家 | Comments(4)

ラグーザからナポリへの船旅 -後編-

 月明かりが黒い海に反射する鏡のような夜とともに眠りに就き、翌朝、ゆっくりシャワーなど身支度をして甲板に出てみると、

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 カプリ島が完璧な美しさで迫ってきた。風も、海も、空も、全て青い。

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 遠くにはイスキア島が臨め、ヨットと波の白さが際立つ群青色の海が果てしなく続く。

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 反対側の甲板に出てみると、朝靄に包まれたソレント半島が、まだ眠そうに海に身を横たえていた。そしてその先には、

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 我らを迎えるヴェズーヴィオ山が!ああ、ナポリだ、ナポリに来た、ナポリがすぐそこに。
 海から見るこの山は、いつも旅人をこうして優しく迎えてきたのだろう。


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 ヴェズーヴィオを真正面から見たくて船首に向かうものの、強風にあおられ一人では進めず。ルカにつかまりながら、なんとか辿り着くと、風でスカートはめくれ上がり、髪は乱れ放題、コンタクトは乾いて飛びそうなので、そそくさと退散。

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 船内に戻ると、鏡に映った自分がボロボロのメドゥーサに見えました。大人しくソファーに座って下船の時を待ちませう。(この日は、女性の乗組員が二人も。夏で観光客が多いから?)

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 でもやぱり窓からこんな景色が見えると、甲板に飛び出してしまう。船の後ろには、有名な卵城(たまごじょう)。

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 このノルウェーの船はマンションみたい。そして船の向こうには、

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 丘の上に輝くサン・マルティーノ修道院と、ナポリ港!船が大きいせいか、建物がおもちゃのように見える。


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 この遠さなのに、指一本で建物や教会を見極めるナポリ人ルカ。

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 中央に見える緑の屋根はサンタ・キアーラ教会。手描きの美しいタイルで装飾された中庭で、学生時代ルカは一人で勉強していたそう(現在は有料)。

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 丘の上にぎゅっと並ぶ小さな建物は、ヴォーメロ地区の一部。おしゃれなショッピング街があって、ナポリの親戚も暮らしている。

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 近代の建物の間から顔を覗かすクーポラが面白い。実は少々危ない地区なのだそう。

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 と町を眺めていると、船が旋回し始めた。この滑走路のような所に後ろ向きで就けるため、ぐるりと回転するのだ。

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 ゆっくり回る間に、反対側の景色も見えてくる。これは丹下健三氏が設計した役所地区。ヴェズーヴィオを背景に、夕陽を浴びてギラギラ赤く光る高層ビルは、何度見ても違和感があるのだけれど。ナポリらしくないというか。(ビルの地下駐車場は暗くて汚くて、治安が悪いです。)

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 最後にヴェズーヴィオを真横に見て、そのまま後ろ向きに入港。
 アナウンスを待って、自家用車やトラックで来ていない、我々、徒歩客が先に下船。

 前日午後5時にラグーザを出て、翌日午前11時にナポリ港着、合計18時間の旅とは、ナポリはやっぱり遠いな。


追伸:ナポリまでの行き方
0.まずはラグーザから長距離バスでカターニアへ行く。それから・・・

1.飛行機でカターニア空港からナポリのカポディキーノ空港へ
2.電車でカターニア駅からナポリ中央駅、その他の駅へ
3.船でカターニア港からナポリ港へ

 飛行機は速いけれど高い、電車は9時間かかり(途中で船に乗り換えたり面倒)値段は船とさほど変わらず。なので結局、船旅が最近の主流です。シチリア住民は常に20パーセント割引ですしね。
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by hyblaheraia | 2009-08-08 18:49 | ナポリの実家 | Comments(19)

ラグーザからナポリへの船旅 -前編-

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 ラグーザ一帯を取り囲むモンティ・イブレイ(イブレオ丘陵地帯)は、8月の午後5時をまわっても、まだこんなに眩しい。白く飛んでしまうほどの強烈な光と、枯れた牧草が、空気の乾燥度を物語る。

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 牛、羊、馬の放牧地、キアラ・モンテ・グルフィのオリーブ畑、マッヅァッローネの葡萄畑、その直後の広大な人参畑を走りぬけ、もう少しすると崖上の孤高の町、リコディア・エウベーアが見えてくる。夏のモンティ・イブレイを風のように駆け抜けよう!


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 そしてカターニアの港へ。我々が乗り込むのはカターニア~ナポリを結ぶTTT lines。所要時間13時間の気長な船旅。夜9時に出て~翌朝10時頃に到着(常に1時間は遅刻)。
 こんな船に乗る稀有な日本人として、今日こそ船内をご案内!


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 我々はいつも二人用個室(カビーナ・ドッピア)を予約。ベッド二つ、トイレ、シャワー完備で快適。エンジン熱を利用したお湯は、熱々でたっぷり。
 バール、レストラン、売店もあり。ただし価格は全て高めに設定されていて、例えば缶ビールは3.5ユーロ!
 2段目右はペット用のお部屋。大型犬も余裕で入る大きさだけれど、飼い主と離れ離れはちょっと可哀相。 
 

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 こちらは大型トレーラーの駐車場。シチリアとイタリア本土(ヨーロッパ)を結ぶ重要な貨物船でもある。11月になるとオレンジを積載した車がびっしり並ぶ。

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 カターニアの空が赤紫色に染まってきた。そろそろ出港。
 個室に戻り、持参したパン、生ハム、サラダ、ワイン、果物で楽しく食事。その後は、パソコンで映画鑑賞。
 今晩は今村昌平監督の《楢山節考》(ならやまぶしこう)。重く、辛く、残酷なほど厳しい物語に二人ともずずーんと。

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 でも甲板に出るとこんな世界が。月に照らされる夜の海がこんなに明るいとは。

 後編につづく・・・


追伸:二人用個室料金は、ローシーズン63ユーロ/ハイシーズン90ユーロです(シチリア州民は20パーセント割引あり)。ローシーズンは往復で買うと20パーセント割引あり。
 その他、バールの椅子(28/45ユーロ)、一人用長椅子(38/60ユーロ)料金もありますが、寒いし、疲れるし、プライベートがないので女性の旅には絶対お勧めしません。

追伸2:上記は全て一人分の料金です。二人用個室は一人90ユーロなので、180ユーロとなります。説明不足ですみませんでした!!車やペットも料金がかかります。詳しくはこちら
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by hyblaheraia | 2009-08-06 18:42 | シチリア他の町 | Comments(15)


シチリアのラグーザ(ラグーサRagusa)より、時に音楽を交えて。ナポリ人の夫ルカと娘リディアも度々登場。リンクフリー。


by hyblaheraia

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2013年11月、共著出版



2009年4月、共著出版



1999年3月、共著出版


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