<   2010年 06月 ( 13 )   > この月の画像一覧

カターニア港の風景

 カターニア港からナポリ行きのTTT Linesに乗船。夜9時半の出港まで、甲板に立ち日の暮れる港の風景を眺めて時間を過ごす。

f0133814_2333916.jpg
 さざ波に揺られ一日の疲れを癒す小舟たち。

f0133814_2333388.jpg
 旅人をロマンチックな心地にさせる夕陽のエトナ山と港の風景。昔の思い出を語り合っているのかもしれない。

f0133814_2334782.jpg
 自分だけがエトナ山に心を開いている気分にさせる親密で優しい風景。多分、誰もが同じ気持ちで仰いでいるだろう、この神々しい姿を。

f0133814_23344249.jpg
 夜になっても。

[PR]
by hyblaheraia | 2010-06-27 23:39 | シチリア他の町 | Comments(4)

Licodia Eubea リコディア・エウベーアに向けて

 国道514号(SS514)をラグーザからカターニアに向かう時、右手に広大な丘陵地帯が開けて来る。遠くに見えるのは、山の瀬に沿って長く伸びた町、リコディーア・エウベーア。

f0133814_55821100.jpg
 空が澄んでいる日は、山の切り込みがより深く感じられ、遠くのリコディーア・エウベーアも白く光って見える。

f0133814_625067.jpg
 山の向こうからせり上がって来る雲のダイナミックさ、丘の連なり、牧草ロールの軽快なリズムを楽しみながら、憧れの町へ。

f0133814_6254566.jpg
 白く輝く土地と、ぶどう畑の緑、空の青さ、

f0133814_6274661.jpg
 なだらかさと起伏。それらの交替が得も言われぬ景観を作り出す。

f0133814_628354.jpg
 ああ、この丘の連なりには何度見ても、

f0133814_632093.jpg
 

f0133814_634145.jpg
 心の中を一掃する清々しさがある。

f0133814_6353173.jpg
 リコディーア・エウベーアよ、いつかその孤高の地に私は立とう。



 ラグーザ~カターニア間の長距離バスから見える、大好きな景色を動画に収めました。ワールドカップの試合がラジオで流れる車内と、



 前に座ったシニョーラの電話の声などが入っています。


 でも私が聴いていたのは、この声。素晴らしい旋律と歌声です。
[PR]
by hyblaheraia | 2010-06-26 06:50 | シチリア他の町 | Comments(8)

カターニア大学本部

 カターニアの中心、エトネア通りVia Etneaに入ると、透視図法のような視覚的効果に誘われて、奥の奥にエトナ山が一層神々しく見える。こういう演出はにくい。

f0133814_6315459.jpg
 広場の両脇にはカターニア大学本部の堂々たる建物が向かい合うように建っている。


f0133814_6322710.jpg
 左には契約関係の事務所がある建物(と、理解)。こちらで10枚近い書類の各ページにサイン。

f0133814_6325538.jpg
 右側には支払い関係の事務所がある建物(と、理解)。こちらでも5枚ほどの書類の各ページにサイン。


f0133814_6345125.jpg
 ラグーザ校の素朴な小さな校舎はもちろん魅力的だけれど、こういうのを目にすると知識の重みにひれ伏したくなる。まさに知の殿堂という感じ。

f0133814_6351910.jpg
 足元まで芸術品のよう。歴史があちらこちらに刻まれている。

f0133814_6354366.jpg
 何気ないベンチも、哲学的思考の源に見えて来る。


カターニア大学「校舎」の記事はこちら その1(外観)  その2(アラブ風中庭)

More
[PR]
by hyblaheraia | 2010-06-22 06:57 | 大学・研究 | Comments(8)

ブリオッシュ+ジェラート -シチリア的ランチ-

 暑い日は最近、室内30度。空気はカラカラに乾き、料理をすればキッチンは砂漠かと思えるような熱が充満する。そんな日は、体力回復と体温を下げる目的で、シチリア的ランチ。

f0133814_18144376.jpg
 Gelato con brioche ジェラート・コン・ブリオッシュ
 好きな味のジェラートを、ブリオッシュに挟むシチリア的な食べ方。好きな味を、好きなだけ詰めて楽しいランチ!


その作り方は・・・。 (続きはこちらをクリック)
[PR]
by hyblaheraia | 2010-06-20 18:25 | 菓子 | Comments(18)

青い目のトンボのかくれんぼ

 昨日の午後、テラスで作業をしている最中、ジャスミンの枝に一匹のトンボがしがみついていた。

f0133814_6234099.jpg
 がっちりと枝を掴み、風でゆらゆら揺れても微動だにせず、とにかく必死にしがみついている。


f0133814_6132364.jpg
 わぁ~すごい、すごい!こんなきれいなトンボ、初めて見た!と二人で騒ぎ、はしゃぐ。

f0133814_6202763.jpg
 こんなに近付いても、びくともしないので、さらに調子に乗る我々。目が青いー!正面からも撮ろう!!驚かさないよう、そっと回り込み、

f0133814_6135112.jpg
 ご対面。ニッコリ、青い目でクールな微笑みを我々に。けれども意識は枝に集中、集中、しっかりつかまるトンボ王子。


というのも・・・。 (続きはここをクリック)
[PR]
by hyblaheraia | 2010-06-19 07:00 | 野鳥・昆虫・動物 | Comments(6)

ラグーザのミニミニ・コーン・ジェラート

f0133814_7283827.jpg
 なんとなくメルヘンチックな小さいコーン・ジェラート。ブリオッシュにジェラートを挟む大ボリュームなパニーノ型*1. ラグーザ自宅編*2. カターニア編)もあれば、こんなお上品なミニミニ・コーン型も。
 味はチョコラート、マンドルラ(アーモンド)、ノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)、フラーゴラ(イチゴ)、そしてピスタッキオ(ピスタチオ)。

f0133814_7292917.jpg
 指でお上品につまみ、ジェラート部分は3~4口で、コーン部分は2口で。およそ1分ほどで食べ終わってしまう、甘く儚い小さなジェラート。
 気付けば、一気に3つも。ああ、でももう一つ…。

 とすぐに終わってしまう実に儚いジェラートなのであります。


追伸:最近、「ブリオッシュ ジェラート」という検索ワードでこのブログにいらっしゃる方が激増中なのですが、日本で何か流行ってるのかな?
[PR]
by hyblaheraia | 2010-06-17 07:42 | 菓子 | Comments(8)

あなたは昇り、私は沈む -カンタータの歌詞的に-

 家々のバルコニーに鮮やかな花が咲き乱れる季節。

f0133814_5395614.jpg
 何気ない花の並べ方とその美的インパクトに関心しながら、さり気なさsprezzaturaという言葉の意味を考えさせられる。

f0133814_5273452.jpg
 旧市街イブラの向こうの丘は、さっきまで緑色の壁のようにせり上がって見えていたのに、いつの間にか、目線の高さにいる。そして私が階段を下がると、


なぜか相手は…。 (つづきはこちらをクリック)
[PR]
by hyblaheraia | 2010-06-16 06:09 | 生活 | Comments(14)

青い世界 -ラヴェルとシャガールと-

 去年の4月のこと。

f0133814_64935100.jpg
 突如現れた青い世界。空のあまりの青さに息を飲む。青く、ただただ青く、まるで海の底から水面を見上げているような錯覚に陥る。

f0133814_6502413.jpg
 見渡す限りの青い世界。雲が青を抒情的に歌っている。こんな青に包まれたことがかつてあっただろうか。
「ナハンダーヴ、ああ、美しいナハンドーヴ」
 ラヴェルの旋律が身体に流れ、

f0133814_6505592.jpg
 シャガールの青い馬(ロバ)や、青い鳥や、青い恋人たちを探していた。
 記憶の中の青い世界が鮮やかにうちに、感情たっぷりに残しておこう。


::: :::

音の絵シリーズ 第10弾!
モーリス・ラヴェル作曲 歌曲:《マダガスカル島民の歌》より、第一曲「ナハンドーヴ」

 青い世界に聴いたラヴェルの歌曲を溶かし込み、そこに見たシャガールのモティーフを埋め込みました。




 今日は暑くてパソコンが壊れそうなので歌詞は明日入れます。青い夢を見そうです~。
 また音割れしてしまいました。なのに音は小さいですね。おかしいな。
 ご意見やご感想など、ぜひお聞かせください。
[PR]
by hyblaheraia | 2010-06-14 07:06 | 音の絵:写真と音楽のコラボ | Comments(21)

カヴァティエッドゥのマシーン

加筆しました

 リタ家に到着すると良く煮込まれたサルサの甘い匂いがふんわりと。奥からカッタン、カッタンという心地良い音がしてくる。

f0133814_7152846.jpg
 それはこの小さなパスタマシーンが働く音。カヴァティエッドゥcavatieddu(イタリア語でカヴァテッリ)を作るための楽しい道具。もともとは隣町モディカで作られたものだけれど、使い勝手の良さでラグーザでも評判になり、リタのお母さんのご主人が買ってきてくれた思い出の道具のなのだそう。
 軽快な音とともに難解なラグーザ弁を一生懸命聴き取りながら、お手伝いするでもなく写真を撮ったり、質問したり、味見したり。

 さて、いつもは手でコロコロ転がして作るパスタだけれど、今日は私にこのマシーンを見せたい!というリタのたっての希望でこのように。6人分のランチなのに800グラムのカヴァティエッドゥをカッタン、カッタン。セコンドもドルチェもあるというので、ちょっと嬉しいような怖いような…。

f0133814_703728.jpg
U cavatieddu nel tegame al forno

 作り方:パセリ、牛挽肉、人参、セロリ、ベーコン、マッシュルームを炒め、トマトペーストとネーロ・ダーヴォラ(シチリアの濃い赤ワイン)を加えて煮詰めたものに、生クリームをたっぷりと混ぜて、最後に、熟成コーザ・カヴァッドゥcosa cavaddu stagionata(ラグーザDOPのチーズ)を大量に削り入れる。
 このソースを茹でたてのカヴァティエッドゥ(パスタ)と混ぜ合わせ、テッラコッタの小鍋に移し、表面に再びチーズを削り下ろし、オーヴンで焼き上げる。



 そしてセコンドはこちら。薄切り豚ロースのフリット、オレンジソース。

f0133814_18414955.jpg
Scaloppine di maiale al succo di arancia

 作り方:薄切りの豚肉に塩とレモンでマリネし、セモリナ粉をまぶしてオリーヴオイルでフリット。全部フリットしたらフライパンに数枚移し、タロッコ(ブラッド・オレンジ)の絞り汁を加え、豚肉+ジュース+豚肉+ジュースと交互に続ける。最後にオレンジの皮をたっぷり摩り下ろし、ふたをして軽く煮詰めて出来上がり。
 シチリアならではの想像力溢れる一品。


さて、そのお味は・・・。 (続きはここをクリック)
[PR]
by hyblaheraia | 2010-06-07 06:14 | 料理 | Comments(16)

まやかしの空

 北の空の輝きに誘われてテラスに出てみると、西の空の奥により強い鉛丹色(えんたんいろ)が指していた。

f0133814_0503911.jpg
 今日も羽が生えている。エッチェ・オーモ教会の向こうに降り立つ羽の雲を、この時間に何度見たことだろう。空も、雲も、人々の意識も、皆眠りに帰る場所なのかもしれない。

f0133814_051699.jpg
 日が完全に落ちる頃は、少し青みを帯びていく。買ったばかりの花が空に均質的に溶けていくのを見つめて一日を終える。

 そして翌朝は、
 
f0133814_0513142.jpg
 この青さと軽快さだ。

f0133814_151525.jpg
 昨日の憂鬱は見せかけだったかのように、花も明快にそこに居る。
 まやかしの空。薄情な空。また騙されてしまう。

[PR]
by hyblaheraia | 2010-06-05 01:17 | 自然 | Comments(16)


シチリアのラグーザ(ラグーサRagusa)より、時に音楽を交えて。ナポリ人の夫ルカと娘リディアも度々登場。リンクフリー。


by hyblaheraia

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

掲示板

最近は・・・
早寝早起きして新しいことに挑戦中!
16/11/2016


迷惑コメント対策で承認制にしております。
::::: ::::: :::::

自己紹介に代えて


ご連絡等はコメント欄にお願いいたします

::::: ::::: :::::


2013年11月、共著出版



2009年4月、共著出版



1999年3月、共著出版


Locations of visitors to this page
2010年2月16日リセット
世界の赤い花びら!


Click for Comiso Air Station, イタリア Forecast

今日の月はどんな月?



ラグーザ ホテル

カテゴリ

全体
自然
生活
歴史
祭り
伝統・技術
料理
菓子
変わった野菜と果物
野鳥・昆虫・動物
大学・研究
政治・社会
音の絵:写真と音楽のコラボ
シチリア他の町
イタリア他の町
ナポリの実家
一時帰国
ブログ・・・周年とゲーム
未分類

タグ

(60)
(50)
(46)
(42)
(40)
(38)
(36)
(35)
(35)
(34)
(31)
(27)
(22)
(21)
(20)
(15)
(14)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(9)
(8)
(8)
(8)
(8)
(7)
(6)
(6)
(5)
(4)
(3)
(2)
(2)

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

以前の記事

2016年 11月
2016年 10月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 02月
more...

最新のコメント

明けましておめでとうござ..
by アイシェ at 07:35
> Mchappykun..
by hyblaheraia at 06:11
牛乳と油で生クリームがで..
by Mchappykun2 at 01:30
> アイシェさん それ..
by hyblaheraia at 17:09
今人間ドックが終わったば..
by アイシェ at 11:48
> Mchappykun..
by hyblaheraia at 06:20
> 鍵コメさん は..
by hyblaheraia at 13:37
東京にいらしていたのです..
by Mchappykun2 at 01:31
> 鍵コメさま ご心配..
by hyblaheraia at 19:29
> ゆうゆうさん 素早..
by hyblaheraia at 07:18

画像一覧

ブログジャンル

海外生活
音楽

検索

記事ランキング

ライフログ











お気に入りブログ

生きる詩
gyuのバルセロナ便り ...
ルーマニアへ行こう! L...
写真でイスラーム  
エミリアからの便り
アフガニスタン/パキスタ...
イスラムアート紀行
夫婦でバードウォッチング
La Vita Tosc...
パリ近郊のカントリーライフ
トルコ~スパイシーライフ♪
now and then
Vivere in To...
シチリア時間Blog
フィレンツェ田舎生活便り2
ふりつもる線
ちょっとスペインの別荘 ...
ぐらっぱ亭の遊々素適
ヴェネツィア ときどき ...
石のコトバ
ボローニャに暮らす
フランスと日本の衣食住
イタリア・絵に描ける珠玉...
cippalippaの冒...
スペインのかけら
Berlin Bohem...
VINO! VINO! ...
::: au fil d...
sizannet
イタリア料理スローフード生活
ペルー と ワタシ と ...
しの的エッセンinドイツ
PoroとHirviのとおり道
料理サロン La cuc...
カッラーラ日記 大理石の...
イタリアの台所から
オルガニスト愛のイタリア...
Animal Skin ...
しのび足
道草ギャラリー
白と黒で
ちまもの読書日和
andante-desse
il paese - p...
やせっぽちソプラノのキッチン
坂を降りれば
A Year of Me...
お義母さんはシチリア人
Espresso!えすぷ...
シチリア時間BLOG 2
London Scene
hatanomutsum...
小鳥と船
mi piacciono...
カマクラ ときどき イタリア
やせっぽちソプラノのキッチン2

外部リンク