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良菜は口に苦し

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 この季節にしか出回らない野生アスパラ。
 40センチほどの長さには、深い緑と赤紫色が走り、光沢を放つ。つやつやなり。

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 菜の花よりも細く、頭の方は柳のようにしなやかで、茎の部分は若枝ほどの頑さ。
 茎は手で自然にポキッと折れるところで切り分け、横から次々に出てくる新芽は大事に摘み取って。

 普通のグリーンアスパラにはない、このほろ苦さがたまらない。そして苦味野菜と言えば、手打ちパスタが作りたくなる。 
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 タリアッテレよし!
 苦味を求めて、野生アスパラ、もっと苦々のアニーヴィア、苦味のある赤ぺぺローニ、苦いと言えばウリだからウリ科のズッキーニ、ほろっと渋さがある黒オリーヴの、
 苦苦三昧のソース

 それは・・・、



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 ぼぼーん。
 まずはリコッタ・サラータを雪のように降りかけよう。テーブルに雪の結晶が舞っているのは、吹雪の凄まじさを物語っている。


 またある日は、地元伝統の砂糖入りフレッシュ・リコッタのラヴィオリを用いて、甘味と苦味を一枚の皿の中に融合させるべく挑戦。
 オリーヴオイル、唐辛子、スパイスたっぷりのパンチェッタを炒め、細く刻んだビエートラ(青梗菜のような感じ)を加えて、最後に野生アスパラをそっと入れた、
 青青三昧の甘苦ソース

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 ラヴィオリはきちんと数え、同等に取り分けるべし。そして、
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 食卓でリコッタ・サラータの雪崩が起き、
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 雪解けの瞬間が食べ頃と相成る。


 野生アスパラへの挑戦、まだまだ続く・・・。

苦味野菜はくせになるな。 

 
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by hyblaheraia | 2009-02-28 10:29 | 変わった野菜と果物 | Comments(14)

憧れ -音楽とラグーザへの-

 絹の艶のような声と、熱い憧れに満ちた旋律。
 ルチア・ポップが歌う、モーツァルトのコンサート・アリア、K.294
 「どこから来るのか分からないNon so d'onde viene」。


 憂いた響きの中に、精神の解放と諦念がせめぎ合い、少しずつ確かなものへと向かっていく悦びの瞬間に、このままずっと酔い痴れていよう。
 進むべき音楽的方向性を示してくれる、人生の伴侶でもあるその旋律に、身を委ね、今思うのは、我々の愛するラグーザの日々のささやかな発見と喜び、である。
 空の色や雲の形、風向き、月明かりと雲、丘の緑や土の色、乾いた大地とその照り返し、そして野鳥たちの営みから、溢れんばかりの四季の変化を感じる生活は、もはや我々の身体と脳の一部となっている。
 



Non so d'onde viene  どこから来るのか分からない
Quel tenero affetto   この繊細な愛情が
Quel moto che ignoto 心に生まれてくる
Mi nasce nel petto   この得体の知れぬ衝動が
Quel gel che le vene  血管を流れゆく
Scorrendo mi va.    この冷やかなものが

Nel seno a destarmi  このように激しく対立する感情を
Si' fieri contrasti     私の心に引き起こすには
Non parmi che basti  ただの慈悲心では
La sola pieta'.       足りないだろう


 音楽とラグーザへのこの憧れが、「どこから来るのか分からない」。
 この地で、いつまでも、二人の情熱を追い続けていかれることを願って、また今日も酔い痴れよう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

―超!久し振りの「音の絵シリーズ」―
 大好きなこの作品がネットになかったので、動画を作ってみました!ブログを始めてからの3年分の四季の変化を音に乗せながら、ああ私はこんなにもラグーザを愛していると目頭が熱くなりました・・・。現状を言い得ている歌詞が、皮肉にも、励ましにも感じられます。

 音楽とラグーザへの想いがたっぷり詰まった重いファイルです(17MB)。読み込みに時間がかかるかもしれませんが、ぜひ聴いてみてください。
 冒頭のレチタティーヴォ「アルカンドロ、告白しようAlcandro, lo confesso」は時間の関係上、カットしてしまいました。

じーん・・・と来ました?かな?     
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by hyblaheraia | 2009-02-26 10:40 | 音の絵:写真と音楽のコラボ | Comments(16)

密かな計画

 何かやろうと思っても、なかなか始めないくせに、始めるとのめり込み過ぎて他に何もできなくなる性分。
 この数日、時間を見つけてはあることに没頭中。
 作業を進めながら、目頭が熱くなったり、目尻が垂れ下がったり、感動して目を閉じて酔いしれたり。
 目が忙しい、幸せな一時であります。

 早く公開したくてうずうずしているそれは、はてさて、いったい何でせう。
 それではみなさん、良い一日を!


追伸:皆さんのコメント、いつも楽しく拝見しています。明日、帰宅したらじっくりお返事させていただきます。

 
チンチャレッラに似ているでしょ?→     
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by hyblaheraia | 2009-02-25 08:11 | 生活 | Comments(8)

待ち人来たる

 やはり関所で止められたか。あるいは見目麗しい御姿のため、蛮族にさらわれてしまったか。ああ、私が責任を持って御連れすべきだった。
 深い後悔の念とともに、ため息をつきながら待ちに待ち・・・。そしてついに、関所に響いた一声。
 それでは方々、御通りそうらいえ~。

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 翌日、御方々がラグーザの我が家に!
 そろりそろり御連れのほど、お願い申し上げ候~(ヒブラ)
 かしこまりて候~!(ルカ)

中身は何かと言うと






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 義経様、弁慶様、富樫様!100年以上の悠久の時を超えて、ようこそ曾孫の住むラグーザへ!

 歌舞伎《勧進帳》の最大の山場を題材にしたこの絹織は、実は、私の曽祖父の黒羽織の内側の刺繍部分だったもの。94歳の祖母が箪笥の整理をしていて見つけ、それを母が額に入れて送ってくれた。正真正銘、明治時代(1800年代)の遺品。

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 羽織の内側、つまりちょうど背中に当たる部分にこの刺繍が入っていた。誰にも見えない場所に《勧進帳》の刺繍とは。なんと粋で、いなせな心意気なのだろう。
 こんな大切なものを祖母が私にくれたのは、以前に授業で歌舞伎を教え、《勧進帳》の六方を学生と飛び隈取りをしたことを心から喜んでいるから。ラグーザの学生たちにもぜひ見せてあげて欲しいと言われた。その機会が来るだろうか。

 ところで、あの授業以来、私は弁慶との縁が続いている。
 こちらは母が骨董品店で偶然見つけた《勧進帳》の羽子板。
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 表情も構図も迫力に満ち、色遣いには何とも言えない品がある。裏には、太陽と白梅と笹の絵柄がさらりと描かれていて、木の古さもいい味を出している。
 さらに・・・

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 一時帰国中に、思いもよらず、歌舞伎座で《勧進帳》を観劇。
 2月歌舞伎の初日に両親と出かけ、頭上から度々降って来る掛け声の気合の凄さに圧倒されながらも、授業で教えた山場の台詞を口ずさみ、大いに堪能した。生で観る弁慶の人間的な奥深さと、六方飛びのダイナミックさは忘れられない。
 あまりに感激し過ぎて、さらに弁慶との縁を深いものに・・・。

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 よぉお~っ!弁慶の携帯ストラップ。助六もあったのだけれど、やはり弁慶がいい。


f0133814_96927.jpg 明治時代に曽祖父が袖を通した弁慶の羽織。この図柄を背に、何を見て、何を考えたのだろう。

 曽祖父の背中を暖めた《勧進帳》の刺繍は、今、机に向かう私の背中を見守ってくれている。羽子板の弁慶も、携帯の弁慶も、ラグーザの生活を見守ってくれることだろう。


弁慶一行、無事到着して一見落着~!     
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by hyblaheraia | 2009-02-21 09:12 | 生活 | Comments(20)

ランペドゥーサ -難民の怒り-

 それは起こるべくして起こったとしか言いようがない。劣悪な滞在環境と不当な扱い、希望の見えない状況でただひたすら入国許可を待つ彼らの、忍耐と精神の限界が尽きたのだ。

f0133814_155720.jpg 今朝、ランペドゥーサの難民一時保護施設、Cie(Centro di identificazione ed espulsione身元確認・国外退去センター)で大規模な火災が発生した。
 チュニジアからの難民300名が、同朋107名の本国強制送還について抗議行動を起こしたためである。

 実は、ランペドゥーサでは先月から緊張状態が続いていた。
 1月24日には、不当に拘束され続ける難民たちが施設を脱出。他都市への自由な移動と家族を呼び寄せる権利を主張して、大規模な抗議運動を起こした。翌25日は市民側も動いた。ランペドゥーサに第二の難民保護施設を建設し、イタリア中の難民を全て移送する政府の計画に対し、市長を先頭に市民が猛烈な反対運動を展開したのである。

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 「この島はアルカトラズではない!Questa non è Alcatraz」そういう声が聞こえてきた。
 もはや来るところまで来たのだ。東京の実家からイタリアのネット版ニュースを追っていた。


f0133814_229034.jpg ランペドゥーサの保護施設は、一般人はおろか報道陣にも硬く閉ざされ、中身を窺い知ることはできない。しかしそこにエスプレッソ紙L'espressoガッティ記者Fabrizio Gattiが難民を装って潜入し、体験した一部始終を暴露したことがあった(写真参照)。
 記者によると、ベッド数800床の施設内には常時1600~1700人が押し込められ、ベッドのない人々はスポンジ状のマットレスを敷き、シーツもまともな毛布もなく寒さに震えている。トイレも水道も大多数が故障し、施設内は汚物と排泄の異臭が充満しており、食事は地面に直接並べて取り、薬もない。イタリア語の分からない人々に対して警官の暴力も執拗な嫌がらせもある。
 彼の記事には、非人道的な有様の一部始終が記されている。


f0133814_6343689.jpg しかし、何の理由があって難民を不当に扱うのだろう。彼らの安全は「難民の地位に関する条約」(1951)によって国際的に保障され、生命に危険のある本国への送還を禁じているはずである。
 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR:United Nations High Commissioner for Refugees)のサイトから難民定義を抄訳すると、難民とは、

 人種、宗教、国籍もしくは特定の社会的集団、または政治的意見を理由に迫害を受けるおそれがある者。
 あるいは十分に理由のある恐怖を有するために、国外にいて自国の保護を受けることができない者。
 またはそのような恐怖を有するために自国の保護を受けることを望まない者。
 およびこれらの事件の結果として自国に帰ることができない者。
 またはそのような恐怖を有するために自国に帰ることを望まない者。
とある。


f0133814_8101881.jpg ランペドゥーサにいるのは、内戦や紛争、政治的迫害、人権侵害から逃れるためにアフリカ大陸を移動し、チュニジアから粗末なボートに乗ってヨーロッパを目指してきた人々である。男性ばかりではなく、女性も子供も、妊婦も乳児もいる。それだけ事態は切迫しているということだ。

 もし我々日本人にも同様の危険が及び、船でロシアへ逃げねばならなくなったとしたらどうだろうか。辿りついたロシアの難民収容所で不当に8か月も拘束され、最終的には危険な本国に強制送還されることになったらどうするだろうか。
 想像しにくいことではあるが、自分の身に置き換えて考えると問題の重大さが深く刺し込んでくる。


f0133814_8343972.jpg シチリアから遠く離れたイタリア市民は、ランペドゥーサの難民問題をどう感じているのだろう。最初の脱走事件の翌日に、首相ベルルスコーニはこう言った。
 彼らは自由にビールを飲みに行ってもいいんだ sono liberi di andare a prendersi una birra」
 軽率な一言にまたか、と失望した。重大な事態を軽く見せかけるための、お決まりのパフォーマンスだ。右派の政治家たちも「ランペドゥーサは4つ星ホテルだ」などと言っている。
 ならば、ぜひ泊まりに行ったらいい。


f0133814_8174235.jpg イタリアでは最近、難民・移民への強硬策が相次いでいる。
 2月5日には、不法移民を医師が通報する義務を定めた法案が上院で可決した(下院で再審議あり)。以前は医療倫理に基づき、通報を禁じていた法律が逆のものになりつつある。もちろん医師会やキリスト教団体から強い反発が上がっているが。

 また、マローニ内務省は「不法移民問題に対して善良者である必要はない。が、断固とした悪者でなければならない。」

 「簡単に入れるから彼ら(難民)はやって来て、誰も彼らを追い出さないのだ。まさにそのために、態度を変えることにした。」などと発言して物議を呼んだ。
 こういう無責任な発言は、ナイーヴな国民にも影響するのだ。イタリア人は仕事も家もないのに、ランペドゥーサはでは4つ星ホテルで毎日食事付きだ、と信じているシチリア人も結構いる。


 これから暖かくなるとボート難民がランペドゥーサに次々入って来るだろう。統計によると、チュニジア~シチリア間の海峡では、1988年以来12,566人が死亡し、4,646人が行方不明となっている。命がけの逃避を物語る数である。
 増え続ける難民と、最低半年はかかる滞在許可証、それに伴う不法滞在、不法労働、及び労働の搾取。
 シチリアに暮らす一外国人として、この問題とどう向き会って行けばよいのか、日々模索している。

(写真はレプッブリカ紙、エスプレッソ紙等から転載)

追伸:去年8月からずっと伝えたかったアフリカからの難民問題。今日の暴動ニュースで一気にまとめました。

難民の権利について考えさせられます・・・。     
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by hyblaheraia | 2009-02-19 08:44 | 政治・社会 | Comments(26)

個性を知る -シチリア野菜-

 目の覚めるような色とテカテカのつや、変わった形とヘンテコな名前。それがシチリア野菜の特徴。これだけ目にすると、もう何が食べたくて、何をどんな料理と合わせて食べればいいのか冷静に考えられなくなって、どれもこれも欲しくなる。

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 野生アスパラはまさに短い旬の真っただ中。毎年、うかうかしていて十分楽しめないので、迷わず買おう。大好きなカルチョーフィ(アーティチョーク)もこんなに出てきた。ケースごと買って毎日のように食べ、オイル漬けを作るのが楽しみ。
 ウ・シュリッドゥ(赤紫のブロッコリー)はまだまだ色が濃い。よし。暖かくなると紫の色が薄くなっていくから、今のうちにもう少し食べておこう。
 ああ、この黒光りするナス。でも、丸くて薄いヴィオレッタ(すみれちゃん)を見ると、その柔らかな表情にイチコロになってしまう。女の子野菜と言えば、アニーヴィア(本土ではスカローレ)のクリクリヘアーから丁寧に泥を洗い流してあげるのも、楽しい野菜との戯れ。
 あなたが生姜だったら・・・。思わずそう思ってしまうけれど、里芋とごぼうが一緒になったようなパタッケの甘~く土っぽい味は、和食に使えるかも。
 ウ・タロックu taroccu?見た瞬間、思わず発音してしまった。ラグーザ弁で呼ぶ赤いオレンジは普段以上に愛情が持てる。砂糖のように甘いノヴェッリーノもいいけれど、やっぱり甘酸っぱくて赤黒い宝石のような果実の怪しさに魅かれる。
 会計場でモリモリ・ルーコラ発見!葉が大きく肉厚で、ピリリッと舌を刺した後にゴマ風味がガツンと現れるこの味を知ったら、もう・・・。他のものはヘナヘナ・ルーコラとは呼ぶしかあるまい。
 久し振りに顔を見せたので、おじさんがマンダランチャをゴロゴロおまけしてくれた。今日も袋2つにずっしり買って、帰りは少々ヨロヨロと。

 真剣に選んで、野菜と対話しながら、料理のヴァラエティーを広げるべく挑戦する。シチリアのヘンテコ、巨大野菜の個性を知る作業は、なかなか楽しいものなのだな。


文中の野菜はどれでしょう~?     
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by hyblaheraia | 2009-02-18 08:58 | 変わった野菜と果物 | Comments(14)

視座 -アーモンドの花への-

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 路傍に咲くアーモンドの花。
 しなやかに伸びる若草色の枝から刻一刻と薄桃色が膨らみ出る、命の燃焼の時に立ち会う。まるで、つぼみから開花までのスローモーションを見ているよう。

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 少し遠目から見ると、若草色の枝が主役となる。光を希求して高く、高く伸びていく様子には、逞しさと清々しさがみなぎっている。けれど、数歩引くと、

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 折り曲がる老枝と、完全に開いた花だけが抽出された、別の絵が見えてくる。若さと老い、水分と乾きが共存し、成熟への焦燥に駆られるものと、不変安定へ向かうものが有機的に絡み合う。まさに、生命力の滝とも言うべきもののように感じられた。

 対象へ接近し、鋭く観察するだけでは足りない。敢えて対象を突き放し、動めくものの本質を探ろうとするその勇気と言うか、思い切りが大切なのだろう。
 花の見え方がこうも変わって来るように。アーモンドへの視座から学んだ大事なことだった。

はいはい、遠くを見て!(自分に言い聞かせてます)     
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by hyblaheraia | 2009-02-17 08:01 | 自然 | Comments(11)

シチリアに雪

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 小春日和だったのは帰国したその日だけ。翌日から、外を歩けば耳がきーんと冷たく、痛い、スキー場にいるような感覚が続いていた。そしてとうとう雪が。

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 横殴りの霰(あられ)が視界を遮っていたかと思うと、急にひらひらと軽やかな雪が舞い、見とれているとなぜか雲の向こうから光が差してきて雨に変わり、でも大気の冷えに耐えきれず、再び霰になって、雪へと変化し・・・。
 シチリアの雪は忙しいこと。

f0133814_18305381.jpg 本日、我が家の室内は7度。最高記録達成!と朝から二人でワーワー。
 オイル式暖房が壊れて使えず、急遽購入したガス・ストーブで暖を取るも、10~11度が精一杯。日本の快適な生活から一転して、この厳しさに早速迎えられ、ああやっぱりシチリアは人間を忍耐強くするな、と思ったり。

 打たれ強く、風邪もひきにくい体質になったな。
 よし!


← びゅんびゅん吹く雪、見えますか?

(部屋の模様替え中のためエプロンしてます)



春~よ来い、早~く来い。    
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by hyblaheraia | 2009-02-15 18:57 | 自然 | Comments(16)

2月のシチリア

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 だたそこにいるだけで大地も人間も真底から暖められ、どこかしこを見ても目を細めたくなる眩さ。ああ懐かしい、この太陽。

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 蛍光色の黄色が崖を駆け登るようにはじけ、

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草原も、オレンジ畑も、たやすく覆い尽くす2月のシチリア。
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 山間部のサボテンの横にはアーモンドの花が膨らみ、あの黄色が開花をけしかけるように駆け寄っている。この勢いは何だろう。

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 アーモンドの花の色と、形と、雅に折れる枝。東京でほころび始めてていた梅を思い出す。

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 草原地帯の牛たちは、今日も皆同じ方向を向いて、太陽と草と風と対話する。


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 曇天のモンティ・イブレイmonti ibleiでは、まだ厳しい寒さの中でアーモンドの花が短い命を燃やし、

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 地元でイ・ミンネ(乳房)と呼ばれるこの柔らかな山の周りに寄り添っていた。

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 急勾配を上がりながら、眼下のノスタルジックな風景と、遠くに地中海を望む時、なぜだか明るい希望が体中に満ちて来る。自然の豊かさから、前向きな思考をもらうからだろう。



春の息吹を吸いましょう~!     
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by hyblaheraia | 2009-02-10 19:30 | 自然 | Comments(22)


シチリアのラグーザ(ラグーサRagusa)より、時に音楽を交えて。ナポリ人の夫ルカと娘リディアも度々登場。リンクフリー。


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2013年11月、共著出版



2009年4月、共著出版



1999年3月、共著出版


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