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ナターレのラグーザ

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 宵の明星と流れ星の輝きに微笑みかけられるサン・ジョヴァンニ教会(カッテドラーレ)。決して洗練されたイルミネーションとは言えないけれど、普段とは違う華やいだ雰囲気に包まれている。


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 元気な若者を乗せた小さな汽車が汽笛を鳴らしてコルソ・イタリアを登っていく。その後もひたすら、同じコースをぐるぐる。何とも微笑ましい演出だな。
 大都会ナポリのショッピング街は大混乱で皆恐い顔をしていたけれど、田舎のナターレはのんびり落ち着いた華やぎがある。

 サン・ジョヴァンニ広場にはテントが張られ、砂のプレゼーペが展示されていたので、入ってみると、

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 こんなにも素朴で優しい雰囲気。
 郊外の牧草地に寝そべっていそうな牛も、

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 田舎風の石畳も、なだらかな丘陵も、普段見慣れたラグーザの風景。そして丘には、

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 ムーロ・ア・セッコ(ラグーザ県伝統の、セメント類を使わない石積みの壁)もちゃんと積まれている。ああ、いいな、こういう地元の魂が刻まれたラグーザ風プレゼーペ。

 もはやイタリア中がパネットーネを食べ、本来はいなかったバッボ・ナターレ(サンタ・クロース)が来て、英語のクリスマス・ソングが流れ、地方独特のナターレが失われている現代に、こういう土着なプレゼーペがあって嬉しかった。



 さて、光溢れるラグーザ新市街で、普段はほとんどしないショッピングをルカと楽しむ。と言っても本屋だけれど。

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f0133814_637141.jpg 買ったのはこの4冊。
上:
Gomorra (邦訳 『死都ゴモラ』)
Perdas de Fogu (サルデーニャ語で「火の石」の意味)
下:
La lunga attesa dell'angelo
La punizione del maiale (又吉栄喜『豚の報い』の伊語訳)

 『ゴモッラ』はDVDも欲しかったけれど近所にはなし。
 『ペルダス・デ・フォーグ』はサルデーニャでの化学兵器開発で、癌の死亡率と奇形の牧畜が増えたことを伝えるものだそう。
 La lunga attesa dell'angeloは昨日の討論番組で筆者を見て気になったので。15世紀ヴェネツィアが舞台の小説。
 そ・し・て・

 La punizione del maialeは、実はルカと友人の共訳・解説!まだ出版社から届いていないので、実物が見たくて「豚の報い、ありますか?」と聞いてみたりして。そして実物を見たら、欲しくて買ってしまった。ナターレだし買っちゃえ!


f0133814_85497.jpgEiki Matayoshi
La punizione del maiale
L'oleandro alle spalle

a cura di Luca Capponcelli e Costantino Pes

Editrice: Mestrale

『豚の報い』と『背中の夾竹桃』の二編所収。
表紙は私、ではありませんので。


ナターレはやっぱりウキウキしますね。     


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by hyblaheraia | 2008-12-21 08:27 | 祭り | Comments(18)

フニクリ・フニクラ

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 ルカさん、フニクリ・フニクラって知ってる?
 ナポリのフニコラーレ鉄道のこととは知らず、93歳の祖母がナポリ人ルカに聞かせた歌。あまりに有名な歌だけれど、私もここに来るまで知らなかった。

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 フニコラレーとクマーナ鉄道が発着するモンテ・サント駅。
 日本を知るルカとその友達は、ここをオモテサンドウ(表参道)と呼んだりしたらしい。この駅を使うたびに、日本とイタリアの不思議な繋がりを感じ、祖母を懐かしく思う。

 三国同盟(日独伊)の頃には、将来、自分の孫がイタリア人と結婚することになるとは思いもしなかったでしょう?そう聞いた時は、目を細くして笑っていた。帰国したら、この写真を見せてあげよう。


フニックリ・フニックラ~♪      
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by hyblaheraia | 2008-12-17 09:07 | ナポリの実家 | Comments(14)

ナポリ菓子

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 ナポリのお菓子たちはどうしてこんなに輝いているのだろう。ショーウィンドウを見るだけで心が躍る。時間がなくて店の前を通り過ぎなければならない時の、後ろ髪を引かれる思いは甚だしい。


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 フラゴリーノ(小苺)がこぼれおちそうなタルト。無理やりゼリーでくっつけている感じ。

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 クルクル、クルクル、クルクル。目が回るほど食べたいカスタードとフラゴリーノのシュー。そ・し・て・・・

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 ババーン!やはりナポリと言えば、ババ。正しい発音は、バッバーBabbà。直径35センチほどのトルタ・ディ・バッバー。夢に出て来そうなすごい迫力。

f0133814_22562510.jpg フラゴリーノのトルタを包んでもらっている間に、コディーノcodino(コーダ・ディ・アラゴスタの小さい版)を食べて待つ。

 軽やかに崩れる生地から、たっぷりのカスタードクリームが溢れだし、アマレーナ(さくらんぼ)の濃い甘酸っぱさがアクセントになり、どうにもならない幸せな味!
 天にも昇る心地のする、私が最も愛するナポリおやつ。


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 さて、こちらは知る人ぞ知る近所の隠れ菓子店で注文したスフォリアテッラ2種。貝のような折り生地になっているのがリッチャriccia。丸くて柔らかい生地はフロッラfrolla。オレンジの小さな皮をカスタードクリームに混ぜ、それを生地に入れて焼いたもの。
 まだ温かいうちに食べると、ふわっとしたクリームの優しさが広がり、オレンジの香りを感じながらリッチャはパリパリ、フロッラはさっくりした生地とのコンビネーションを楽しむ。もはやこれはナポリの奇跡だ!


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 ああ、ナポリ菓子よ、永遠に。
 嵐であろうと、荒波であろうと、海を超えて、また食べに来ようぞ。


みなさんもお菓子が好きですか。     
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by hyblaheraia | 2008-12-15 02:19 | ナポリの実家 | Comments(23)

庭のマドンニーナ

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 草に囲まれて静かに祈る小さな聖母像。その清らかな姿を見た時、あの話を思い出した。

 庭のマドンニーナ(小さな聖母像)に毎日、お祈りを捧げていたお義母さんの少女時代の話である。ある日、いつものように庭に下りると、アリが長い列を作ってマドンニーナの膝元に登ってパンを食べているのを発見した。お腹を空かせたアリたちに慈悲深いマドンニーナがご飯をあげている。修道女に憧れていた少女は、そう信じていたそうだ。
 忘れられない美しい話だった。


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今はもう、誰も住んでいないこの家に、かつては楽園のように花と緑が溢れていたと親戚中が語る。オレンジの木、椿、薔薇、藤の花、奥には岩のような噴水があり、近付いて見ると、
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 陶器の聖母像が収められていた。これだけで十分、楽園の姿が伝わってくる。


 ワイン注入作業の後、私の土地を見せてあげるからいらっしゃい、と誘われお義母さんに付いていく。土と、草と、小枝と、葉の道を慣れた足取りでずんずん進み、瞬く間に数メートルの差が付いた。
 そして、金網を超えるとそこは、

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 右を見ても

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 左を見ても、ヘーゼルナッツの林。小さな畑で野菜も耕され、プルーンの木もあり、さらには


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 お義母さんの胡桃の樹も堂々と枝を広げていた。
 ヴェズーヴィオ山の麓の、きんと冷える空気の中で、小枝の先の澄んだ空を見上げ、遮られない視界に心を委ね、聴いたことのない鳥の声に耳を傾け、この数日、足りなかった何かを全身で吸い込んでいた。
 大都会ナポリの騒音と、高層アパートの間の小さな空と、狭い視界で、たった数日なのに五感が圧迫されていたのかもしれない。


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 ああ、やっぱり自然に囲まれる生活がいい。空を見あげる私と、地面が気になるお義母さん。

 木の葉に隠れた胡桃を、あらここにも!もったいない、と大事にそうに拾っていた。腐って虫がいるから捨てた方がいいよ!と言うルカに、一つ割って見せて、ほらね。
 硬い殻に守られ、傷一つなく、湿ってもいなかった。



 甘い胡桃を食べながら、近い将来、この家に家族が戻り、花と果物の楽園が蘇り、聖母像の噴水が清らかな音をたてる日を想像した。
 マドンニーナがお腹を空かせたアリを膝元に集めたように、この自然の懐に私たちを呼び寄せてくれるだろう。


現代生活にはない何かがありました。      

昔の道具を少し
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by hyblaheraia | 2008-12-14 09:44 | ナポリの実家 | Comments(10)

自家製ワイン

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 ナポリ郊外、ヴェズーヴィオ山の裾野にはナポリのお義母さんの実家がある。そこには大きなカンティーナ(ワイン倉庫)があって、毎年家族でワイン作りをする。

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54リットルのダミジャーナ(ガラスの醸造瓶)がずらり。今日は、空きビンをたくさん持って来て、ここからビンに移す作業をする。

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お義母さんと、ルカと、マリオ叔父さんと私の4人で楽しくワインを注入。このチューブは日本で石油ストーヴに使うようなタイプ。今年からこれが登場し、作業がとても楽になったとお義母さんは喜んでいた。

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ワインを入れたボトルは、これで栓をする。これはマリオの仕事。
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さらに、針金でしっかり封をするのがルカの仕事。シャンパンのコルクについているあの針金と同じ。どちらもこの特殊な道具が必要。

f0133814_18113867.jpg 54リットルのダミジャーナ7つ分のワインを今年は作った。既に1つ空いてしまったくらい、ナポリの実家ではワインの消費が早い!

 これからクリスマス、年明けと毎年恒例のマラソン・フェスタ(祭り)があるので、ワインは飛ぶように消えていくことだろうな。


時間がなくて、今日はあまり文章が書けません!これから大事な大事なお祝いが!

ワイン作りの楽しさを知りました。      
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by hyblaheraia | 2008-12-11 18:25 | ナポリの実家 | Comments(8)

インターネットに感謝

 10年前、楽譜史料の入手に苦労したことは今でも忘れない。海外とのやり取りは全て手紙。17世紀の史料なのでコピーなど言語道断、マイクロフィルムを注文する。それが届くのをひたすら待ち、大学のリーダー(機械)に通して見て、プリントする。何百コマもプリントすると、目が回って来て、目をつぶっても音符が飛んでいた。
 結局、請求したものが全部入っていなかったり、判読困難だったりして、もはや現地に行って直接楽譜をみるしか方法がなかった。

 そんな苦労を思い出し、インターネットの進化に目を丸くした今年の夏。古い手稿譜(手描きの楽譜)を画像化したデータを無料でダウンロードできるサービス、INTERNET Culturaleを大いに活用した。欲しい史料がゴロゴロ。昔、苦労してモデナまで行って見た史料もここにあった。


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 カヴァッリ作曲 オペラ《ディドーネ》より 第1幕第4場 カッサンドラのアリア

 このオペラ・アリアについて調べていた時、ラグーザじゃ楽譜が手に入らないから帰国するか、と考えていたのだけれど、17世紀のオリジナル楽譜がサラサラサラッとダウンロードできて、まぁ!
 東京にいれば大学の図書館で現代譜をコピーしていただろうけれど、この方が音楽の元の姿にずっと近くにいるような気がする。

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 モンテヴェルディ作曲 オペラ《ポッペーアの戴冠》より 第1幕第9場 ネロとセネカの対話

 ヴェネツィアのマルチャーナ図書館では、もはや世界有数の学者しか触れられない貴重史料も、こうしてダウンロードできる。
 史料の保存と学問の普及に偉大な貢献をしたデジタル技術に、万歳!!


f0133814_1843436.jpg そしてインターネットというのは、どこにいてもできる優れものだ。
 ナポリの実家でも、こうして必要な楽譜を見ながら、原稿の手直しができる。

 どこにいてもできるから、サボれないという弊害もまたありだけど。

 とにもかくにも、インターネットによってこんなにも速く、経済的に、場所も選ばず、皆に公平に貴重史料が提供されるようになるとは、10年前は考えもしなかった。
 どこにいても勉強はできる。史料も、音源もインターネットを最大限に活用し、限られた環境で想像力と好奇心を失わず、カンタータの研究を続けて行こう。
 そういう思いを新たにしたこの夏だった。


ブログ300回を記念して、研究の近況?というか現状を。ことある度に自分を振り返る良い機会となっています。これからも音楽学とラグーザの取り合わせブログをよろしくお願いいたします。

インターネットは偉大ですね~。     
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by hyblaheraia | 2008-12-10 21:20 | ブログ・・・周年とゲーム | Comments(19)

初冬のシチリア

 カターニア行きの長距離バスから、シチリアの大地の色の変化を見る楽しさをどう説明したらいいのだろう。

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 地元の人々にイ・ミンネ i minne(両乳)と呼ばれるモンテ・ラーチMonte Raciは、柔らかな黄緑色と水分をたっぷり含んだ土に覆われ、長い灼熱の夏の後の、束の間の休息をしている。

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 その周りでは牛がただ無心に草を食べ、羊はモコモコぶつかりながら小走りに斜面を降り、馬は明確な意思を持って単独行動をしている。

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 収穫を終えた後の葡萄畑。大地一面にこの葡萄の家が広がっている景色に、シチリア・ワインの原点がここにある安心感を覚える。

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 山から下り始めて30分後、よく耕された大地と空と雲がダイナミックな空間を創り出す。

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 サボテン畑も、風力発電も、忘れられた納屋も、そして冠雪のエトナ山も、シチリアの風景になくてはならない。一日の終わりに、熱い吐息に染まる空は、明日の景色の始まりでもある。

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 そんな冬のシチリアの大地に別れを告げ、我らが乗るのはこの船。

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 そして船から見たカターニアの夜景と、エトナ山の溶岩流れ。


姪たちに阻まれてこれ以上書けませ~ん!助けて~~!    
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by hyblaheraia | 2008-12-08 02:20 | 自然 | Comments(16)

カターニア大学ラグーザ校の危機

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 大学からトイレット・ペーパーが消えた。以前から切らしていることはよくあったが、それは清掃作業の問題であって、数日後には補てんされていた。が今は、大学構内4ヵ所のトイレのどこにもない。


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 さらに深刻なのは、コピー用紙の欠如である。大学で授業や事務のためのコピーができなければ、いったいどうなるのか。もはや、大学は機能していないに等しい。

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 この日は、3年生12人の授業のために、8枚しかコピーさせてもらえなかった。コピーは10枚までだったらしく、1枚はコピー失敗、1枚は紙詰まりで、8枚のみが手元に。
 仕方がないので、学生全員にじゃんけんをさせてコピー争奪戦で盛り上がった。逆境も楽しく跳ね飛ばそうと笑い合って。


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 悪いことは続き、このヅィペッリ図書館は学芸員への給与が支払えず閉館となった。
 2年前に日本の郷土玩具の展示会とシンポジウムを開いた時に、只ならぬ協力をしてくれたのが、学芸員の友人ダニエーラである。


f0133814_832020.jpg こうして例の大学予算の大規模削減法案のために、カターニア大学ラグーザ校は大変な危機に陥っている。

 これについて、数日前から大学の至る所に意見書が貼られようになった。そこには、日本語学科では前任教員が他校へ移ってから、母国語教員が長らく欠員であることも明記されていた。実は11月に契約予定だったこのポストが、1月に伸び、3月に伸び、今は何の音沙汰もない。

 今私が行っているのはシチリア州労働組合、ならびにカターニア大学本校出資の研究費を有効利用した集中講義である。これで120時間分の授業ができたが、もはやあと2回の授業で終了となる。
 どうしてこんなに集中講義は短いんですか?
 今年は歌舞伎の授業はないんですか?
 来年の集中講義もヒブラ先生が担当するんですか?
 学生にいろいろ聞かれると言葉が詰まる。

 
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 冷たい風は大学の外にも吹いている。大学前の駐車場広場は、古いアスファルトから石畳に変える工事が10月から始まっていたのだが、この通り、中止されてしまった。
 工事作業員が給与が未払いに対してストライキを起こしているそうだ。こんなに巨大な穴を掘って、人一人がやっと通れるスペースしかなく、登校下校はちょっとしたストレスだ。

f0133814_8414495.jpg さらにその隣の教会での工事も、作業員のストライキ。
 強風でめくれて文字が見えないが、聞いたところによると「我々は20ヵ月給料を払われていない。」と書いてあったそうだ。
 大学の同僚も、我々も、同じような状況だ。待っていてはだめだ。催促しなければ支払われることはない。

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 こんな時代に、こんな状況で、学生たちはどうなっていくのだろうか。
 日本への好奇心で目を輝かす学生たちに、できることは何でもしてあげたい、と日に日に強く思う。


これがシチリアの大学の現状です。     
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by hyblaheraia | 2008-12-05 10:33 | 大学・研究 | Comments(22)

小さな印

 何か良いことがあるような気がする時、というのがある。

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 カルデッリーノたちが7羽も集まり、朝日を浴びながら夢中で羽を繕う姿を見たとき(超レア画像ナリ)。

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 大学に行って、こんなに濃くて力強い青空に迎えられる時。

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 学生たちとぐっと心が通い合った(気がする)時。

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 夕方の空に大好きな溶岩色の雲が風に巻かれている時。

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 ドラマティックな天体が広がり、瞑想できる時。


 何でもない瞬間なのだけれど、そんな日は明日への推進力をもらったような気がする。何とかなる、何とかなるだろう、そう思える小さな印。


明日はどんな印があるのかな。      

テロリスト画像がトップにあると恐いので、宿題とは違う記事をアップしました。
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by hyblaheraia | 2008-12-04 08:47 | 生活 | Comments(8)

ミラノでテロリスト2名逮捕

 昨日、移民局に行ったばかりだったので、記事を読んでいて、テロリズムの脅威を初めて生の恐怖として感じた。
 ミラノで二人のモロッコ人男性がテロの容疑で同地公安局DIGOSに逮捕され、彼らがテロの標的として狙っていた場所に、ロンバルディア州の移民局があった。

f0133814_747438.jpg 他にもミラノ近郊ジュッサーノのカラビニエーリ署、ミラノ近郊セレーニョの大型スーパー・エッセルンガ、併設の駐車場、近所のバール・ミストラルを攻撃する予定だったそうだ。
 どれも市民生活に欠かせない場所ばかりである。

 犯人はミラノ近郊のマケーリオ平和文化センターの伝道師のRachid Ilhami、31才ならびにGafir Abdelkader、42才。同所においてオサマ・ビン・ラディン信仰を説いていた。
 特定のテロリスト・グループとの関与しているか、単独の犯行を狙ったものかはまだ特定できていないが、ミラノのあるモスクに所属していたことは分かっているそうだ。

(写真はIl Messaggeroより転載)。


 イタリアに住む外国人(EU圏外)は誰もが移民局で滞在手続きをするし、ミラノは在留日本人3500人以上(2007年社会実績データ図録より)が暮らす大都市だ。観光地としての人気は言うまでもない。エッセルンガも中部から北部の都市では有名なスーパーで、旅行中もよく利用した覚えがある。買い物で疲れたらバールで一休みということもしばしばだった。

 イタリアの普通の生活にテロの驚異が忍び寄っていたと考えると、初めてテロへの恐怖が自分の言葉として湧き起こって来るのを感じる。
 危険な国で暮らしている人々は、いったいどれほどの恐怖を抱えているのだろう。


このニュース、日本には伝わっていますか?     
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by hyblaheraia | 2008-12-03 08:31 | 政治・社会 | Comments(6)


シチリアのラグーザ(ラグーサRagusa)より、時に音楽を交えて。ナポリ人の夫ルカと娘リディアも度々登場。リンクフリー。


by hyblaheraia

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2013年11月、共著出版



2009年4月、共著出版



1999年3月、共著出版


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