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モンテロッソ・アルモ

 ヴィッツィーニVizziniの町を後にし、我らを乗せた青いワゴンは山道をゆっくりと進んでいく。
 周囲は幾重にも折り重なるような石灰質の山。極度の乾燥のため緑は少なく、山肌が剥き出しになっている。
 カーブがきつくなってきた頃、窓の下を覗くと目が眩むほどの絶壁が。一同、左にゆ~ら右にゆ~ら。ジョヴァンニ氏は運転に集中、通訳係は車に酔い気味、車内も何となく静かだ。
 一同を見渡すと、カーブでやたらともたれてくる母は居眠り、姉は単行本を手に読書、後ろのヤングカップルはタッチパネルの小さな電子手帳でゲーム。
 みなさ~ん、凄いパノラマですよー。見てくださ~い!
 ヤング:はーい。(良いお返事)
 姉:見てるよ。(本を?)
 母:ん…?(寝ぼけている)
 父:ガチガチ。(夢中で写真を撮る音)


f0133814_5504516.jpg そうこうしているうちに、目の前に新たな絶壁が立ちはだかっていた。
 そこはモンテロッソ・アルモMonterosso Almo
 人口わずか3000人の小さな町で、私の両親の故郷なんですよ、とジョヴァンニ氏。こんな所、地元のディープなガイドがいなければ決して来られない。興奮気味に通訳係はすかさず伝える。
 ヤング:へぇ~。(感動を示す)
 姉:ふ~ん。(感動が薄め)
 父:こんな所に人が住んでるのかぁ?(話を聞いていない)
 母:・・・。(夢の中)


f0133814_5511717.jpg 町へ上がっていく坂の途中で一時停止し、ここは私の両親が結婚した教会です、とジョヴァンニ氏。

 ご両親は結婚後、仕事のためにトリーノに行き、彼はそこで生まれた。生粋のラグーザ人だと思っていたのに、フランス近い北イタリア・ピエモンテ州のトリーノ生まれとは。
 シチリアの家族にはいろいろな歴史があるのだな。

f0133814_5515747.jpg この辺りは既に標高890メートル。まだまだ登り続ける坂道の途中で、この町で唯一つの信号に止められた。ほとんど誰も通らないのに、朝から晩まで仕事をする信号。そのけな気さにパチリ。すると、

母:あなたの所も信号がないのよね。(寝ていたのに突然会話に登場)
通訳係:いいえ、ラグーザはイタリア最南端の県庁所在地、人口7万人強、信号は3つくらいあるノデス!(誇りを持って反論)
姉:あんまり変わらないじゃない。(バッサリ斬る)

 昨夜は町の守護聖人、サン・ジョヴァンニ・バッティスタ(洗礼者ヨハネ)祭りで、夜中2時まで大変な盛り上がりだったそうだ。そのため今日は町中の店がお休み。人々も祭りに疲れこの時間は昼寝中だという。確かに誰一人歩いていない。家々のカーテンもドアも閉められ、町が静まり返っている。
 そんなシチリアらしい光景を皆に説明。しばらくすると、

 父:ホッホ!誰もいないねぇー。みんな寝ちゃってるんじゃないの?(一度くらい話を聞いて欲しい…)

 
f0133814_5522267.jpg モンテロッソ・アルモのサン・ジョヴァンニ広場に着いた。バールが一軒開いていて老人が数人いるだけの小さな広場。
 そこに青いワゴンが停まり、日本人ゾロゾロと6人も降りてくる。この町始まって以来の光景を老人達は驚いた顔でじっと見ていた。
 日本代表の皆さん、お行儀良く、お行儀良くお願いしますよ!

 白いアーチは祭りのイルミネーション。この光の道を宗教行列が通る。とても感極まる祭りだとジョヴァンニ氏も言っていた。でも御輿を担ぐ若者はいるのかな。ふと心配になった。

 さぁ、写真も撮れたところで、再びワゴンに乗り込みラグーザへ!と、盛り上がっているのは通訳係のみ。時差ぼけのせいか、皆疲れがどっと出始めている。母は首を90度に曲げて熟睡、ヤングたちも瞼が重そう。
 姉はあくびを何度もしながら読書。でも牛が見える度に「あ、ムッケ、ムッケ」と機械のように繰り返す(伊語で牛の複数形)。そして父は遂にデジカメをしまい、両掌を観音様のように組んで親指をぐるぐる
 特にすることはないけれど、なんだか嬉しいときにやるしぐさ。
 家族全員でのシチリア旅行、結構嬉しがっているみたい。


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by hyblaheraia | 2007-09-30 07:39 | シチリア他の町 | Comments(6)

証拠写真

 珍道中の途中ですが、ここでニュースをお伝えシマス。

 昨日の大学での授業の帰りこと。普段使っている1番のバス乗り場が道路工事のため予告なく変更され、乗りそびれた私は臨時乗り場で30分間、次のバスを待っていた。
f0133814_742855.jpg そこは旧市街イブラ入り口の崖っぷち。階段に座り、たまにはこんなハプニングもいいなと、夕日に染まる雲の陰影をのんびり眺める。
 7時頃バスが来て乗り込むと、話好きのフランス人夫婦、乗り合わせた乗客とで車内は終始和やかな国際親善の雰囲気に包まれた。

 その時、不意に右臀部側面(でんぶ・尻)辺りにチクッ!一瞬体が固まった。静電気かと思い、何気なく座り正してみたが、数十秒後にもっと強い痛みがヂクッ!さすがにも笑顔も引きつってくる。階段に座っていた時に、草の棘でも踏んだのだろうか、と手でさすってみるが何もない。
 バスから降り、途中パン屋に寄ってまたヂクッ! これは何かいる!アリでも入ったのだろうか。一刻も早くジーンズを脱がなければ。しばらくしてピチクッ!右太もも辺りもチクチク気になる…。ジーンズの上からゴリゴリ掻きながら一目散に家へ。
 家に着くなりルカに事情を説明し、早速脱ぎ始める。体にはアリらしきものはいない。ジーンズをゆっくりと裏返し、バンバンはたいてみた。すると・・・


f0133814_801074.jpg ポロン。
 うわぁ、出た~!
 ナンデスカコレハ?!普通のアリではアリませぬな、お主。
 頭が赤く透き通り、お尻がてっぷりと膨らんでいる。良く見ると黒と薄茶の縞模様もある。もしやこれは、ハチ?
 体全体が飴色、このツヤツヤ感がいまいましい。

 アカガシラ・アメヂクバチ(赤頭飴ヂクッ蜂)。
 彼奴をこう命名してやった。


f0133814_877100.jpg しばし証拠撮影を撮った後、我が家の虫取りセットで捕獲し、ルカに見せる。と、
 ああ、羽の付いたアリだね。今日は湿気があるからいっぱい飛んでるよ。トイレに流しちゃえば。
 と呑気な答えが。いいや、彼奴はきっと猛毒の蜂。今は平気でも、今晩寝ている間に毒が回るかもしれない!そもそも羽蟻は刺しませぬぞ、ルカ先生。と、ちょっと大袈裟に言う。
 というのも右臀部から太ももにかけて2箇所チクヂク、2箇所ヂクピチク、3箇所チクチクチク、の赤い跡があり、明らかに刺されているからだ。

 その時ある事件を思い出していた。イタリアのパブで女の子がクモに刺され、彼氏が携帯電話のカメラで偶然撮っていた画像で一命を取り留めたというものである。突然具合が悪くなった彼女が病院に担ぎ込まれたとき、ただちに世界中の毒グモ研究所に携帯画像が送られ、クモの特定と抗生剤や治療法の最新情報が集められたという。結局、毒グモはバナナの箱に紛れて南米から入ったものだったらしい。
 夕食中にそのニュースのことを話し、ルカに言った。
 私を刺した虫の写真はデジカメに入っているからね。

 その夜ベッドの中で思った。ルカはデジカメをちゃんと使えるだろうか。パニックに陥ってデータを消去したりしないだろうか。いや、それよりラグーザの病院にネット回線はあるのだろうか。いろいろ心配になったので自らネット配信しておくことに。

 ・・・などと言いつつ、今日もすこぶる元気なのである。

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追伸:東京で買ったピチピチの美脚ジーンズを履いていたので、アカガシラ・アメヂクバチが私を刺したのではなく、私が彼奴を潰してその拍子に針が出たのかもしれない。ポロンと出てきた時は瀕死状態だったので・・・。
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by hyblaheraia | 2007-09-29 08:57 | 野鳥・昆虫・動物 | Comments(6)

国道を離れてヴィッツィーニへ

 ラグーザへ我らを連れて行ってくれるのは、ジョヴァンニ氏の青い8人乗りワゴン。所用で先に帰宅したルカを除き、総勢6名が乗車。「珍道中号」はシチリアの大自然へと走り出した。
 オレンジ畑の不思議なプロペラ、エトナ山の煙、牛、山羊、馬、廃墟となった納屋、風力発電、自然火災の跡・・・、目にするものを次々に質問し、聞いて聞いてと催促する家族。縦に長い車内で私は身を乗り出しジョヴァンニ氏に質問し、通訳係として始終声を張り上げていた。
 走り出してこんな騒がしさが30分も続いた頃、ジョヴァンニ氏が、皆さんそこまでシチリアに興味をお持ちなら、通常の行路を変えて素晴らしい景色の見える田舎道を行きませんか?通訳係が伝えるや否や、いいねーいいねー!
 即決なのデアリマシタ。

 ということで、カターニア~ラグーザへ向かう国道194号から514号に入らず、途中で左にそれてヴィッツィーニVizziniへ。
 車2台がようやく通れる程のカーブだらけの田舎道が、強力粉grano duroの麦畑をくぐりながら、徐々に徐々に町へと登っていく。そしてこの大パノラマが我々を迎えた。
f0133814_705811.jpgヤングチーム:おぉー!
母:あら、凄いじゃない。
父:ガチガチ(眼鏡をファインダーにぶつける音)。
 感動の仕方は人それぞれである。

f0133814_713073.jpg 町の中心広場に車を停めて、写真撮影。ジョヴァンニ氏は煙草休憩に。

 市役所横の階段にはこんな美しいタイルが埋められていた。
 シチリア陶器で有名な町、カルタジローネの階段もこんな感じなのだろう。青い空と清々しい空気に映える階段を、何度も昇り降りして遊びたいものだ。

f0133814_73550.jpg これはヴィッツィーニ市役所。
 石灰石の黄色さは最近修復された証拠だろう。ノートの大聖堂もそうだし、我が家の教区のエッチェ・オーモ教会もそうだ。
 時間が経つと次第に薄ベージュ色に彩度が落ちていってしまうのだが、個人的には柔らかい色の方が好みかな。

f0133814_723261.jpg
f0133814_746541.jpg
 この広場にはシチリアの作家、ジョヴァンニ・ヴェルガGiovanni Verga(1840-1922)の生家がある。車内でカヴァッレリーア・ルスティカーナCavalleria rusticanaの話が出た時に、原作者ヴェルガの説明をしたのだが・・・。彼の作品には、シチリアの厳しい風土と貧しさ、社会的不条理が根底を成している。今読んでいる『マラヴォリア家の人々I Malavoglia』にも。私が感慨深げに見つめ写真を撮っていると、
 父:これなに?へぇー、作家の家。(全然話を聞いていない)
 弟:あのさー、さっき言ってた作家の家ってどれ?あぁ、これ。(聞いてはいたが感動なし)
 弟の彼女:ふむふむと見上げていた。(共感してくれてありがとう!)
 母、姉:見に来なかった。(・・・。)
 理解の仕方は人それぞれである。

f0133814_7472545.jpg ヴィッツィーニを跡にしつつ、周囲の丘陵地帯を見下ろす。

弟:なんか、飛んでいるみたいだね
 ああ、ようやくまともなコメント。

f0133814_7475597.jpg姉:すごいねー。(脱力キャラなので言葉少なし)
父:いや~、すっごい所に人が住んでいるんだなぁ。(シチリアに来ると必ず言う)
母:いいじゃない、シチリアっぽくて。(映画『山猫』のファン)

f0133814_7482027.jpg 少し下がった所から見たヴィッツィーニ全景。

 ここで家族全員の写真をジョヴァンニ氏に撮ってもらった。
 あ、このカメラでもお願いします、と相次いで3台。これは典型的な日本人です。

f0133814_755298.jpgf0133814_756999.jpg
 左写真:薄緑色のモワモワ生えている植物をジョヴァンニ氏が千切って匂いを嗅いだ。思った通りという感じで肯き、これは野生のローズマリーだよ。鼻を近づけるといつもの香りがふわっと立ち込めた。知らせねば!ねぇーみんな~、これ野生のローズマリーですってー!
 振り向くとみな散り散りばらばら。父はオリーヴ畑にズンズン突き進み、ヤングカップルは町の写真を撮り、姉はオリーヴの実を摘み採ろうとし、母は空を見上げている。
 そして次の瞬間、いや~こりゃーしっぶいな~!畑からヨロヨロ登って来た父が、見ればなんと、オリーヴの小枝をもぎり取り、一粒食べている。ジョヴァンニ氏は目を丸くし、ええ、もちろんシブいですよ・・・
 もう少し統制が取れないものでしょうか、この一家。


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by hyblaheraia | 2007-09-26 10:50 | シチリア他の町 | Comments(5)

朝のカターニア散策

 旅人は早起き、しかも老齢ならなおさら。夕べ遅くまでビールとアランチーニで盛り上がっていたのに、父は朝6時半にシャワーを浴び、髪もばっちり櫛でとかし、靴も履いて完璧な出動体勢で朝食へ繰り出す時を今か今かと待っていた。それにつられて母も、姉も、次々に準備完了となる。
 もしもし?起きてるの!?朝食に行くわよ!電話を取ると、朝から卵のように起きる母の甲高い声が響いた。慌てて準備し、ヤングチームを呼び一同朝食へ。起き抜けのボロボロ状態は私だけだった。
 
f0133814_7272779.jpg 卵、チーズ、ハム、シリアル、フルーツ、コルネット・・・とシニアチームの食欲は旺盛。卵が嫌いな私は見ているだけでも辛くなる。うぅ。紅茶と甘いコルネットで脳に栄養、栄養。

 朝食を終え、9時半にはカターニア散策開始。まずは町の中心、象の広場Piazza elefanteでのんびり写真撮影。
 広場を特徴付ける黒い石はエトナ山の溶岩でできている。白い石灰石と黒い溶岩のコントラストはこの広場の生命そのもの。単色使いなのにエレガントな雰囲気が漂う。


f0133814_7231348.jpg カターニアのドゥオーモ教会Duomo。サンタ・アガタを守護聖人とし、毎年2月頃の祭りはシチリア屈指のものとなっている。

 さて、ラバー・フロウlava flow(溶岩流)に熱中し易い体質の父は、エトナ山の溶岩を使用した広場と聞くと、カメラを持って姿を眩ましてしまった。
 周囲が老人ばかりなだけに、環境への溶け込みも早くなかなか見付からない。仕方が無いので我々は動かずじっと待つ。
 すると数分後、私の古いデジカメ(2台前のもの)を嬉しそうに携え戻ってきた。一応デジカメは使えるけれど、液晶画面を見ずにサングラスをファインダーにがちがちぶつけて撮るところが昔風なのデアリマス。

f0133814_724547.jpg さぁ、全員揃いましたかー?ドゥオーモに入りますよー。

 一同がゆっくりと教会内を見学中、私はベッリーニの墓参り。
 カターニア出身のオペラ作曲家、ヴィンチェンツォ・ベッリーニVincenzo Bellini(1801-35)の墓を前に、来年こそベッリーニ劇場でオペラ《ノルマNorma》を鑑賞したい、と思いを新たにしたのだった。
f0133814_72428100.jpgf0133814_725591.jpg
 ベッリーニの墓碑には何かのメロディーが刻まれている・・・・が、暗いのと目が悪いのとで良く見えなかった。でもおそらく《ノルマ》の一節であろう。
 この立派なパイプ・オルガンは数年前に修復が完成し、祝福の儀式の様子がシチリア・ニュースで放映された。こういう時に駆けつけられないのがラグーザという山奥にいるデメリット。

 ところでオルガンは想像以上に演奏が難しい。我々の結婚の時、ナポリの教会で曲目選びのためオルガンを弾いていると、頭の中で常に先を読んでいるメロディーと、鍵盤上で指の動きが作るメロディーと、打鍵の数秒後にパイプから響いてくるメロディーとがあり、この3つの音の次元で自分の位置が見えなくなり、まともに弾けなかったのを覚えている。あれに足鍵盤のメロディーが加わるのだから、オルガニストの頭と耳は凄いことになっているに違いない。
 
 ドゥオーモを出たら、エトネア通りVia Etneaをぶらぶらしながら街の雰囲気を味わう。その後、カフェでお茶をしながらのんびりと12時予約のタクシーを待つことに。
 タクシーはラグーザのジョヴァンニ・リヴィエラ氏。時間に正確で、運転も丁寧、町の歴史や自然にも造詣が深く、今まで何度もお世話になっている。ラグーザからカターニアのホテル前に来てもらい、自宅まで7人を乗せて130ユーロ(カターニアの普通タクシーなら一台が130ユーロ以上)。何とも良心的な価格。
 彼のワゴンで一同ラグーザへ!

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by hyblaheraia | 2007-09-25 09:37 | シチリア他の町 | Comments(6)

珍道中の始まり始まり

 家族全員が同じフライトで到着、同じ日に出発ならば簡単なのに・・・。そうならない所が我が家の珍道中的旅行なのデアリマス。

 後から旅行を決めた姉は、皆と同じフライトが取れず約30分後の別便での到着となった。まずは両親と弟カップルが10時頃到着。
 ターミナルから出てきたシニアチームとヤングチーム、旅行前なのに凄い荷物の量である。しかもスーツケースはパンパンに膨れている。一番巨大なものは、全部あなたの和食なのよ、と母。アリガタキシワアセニゾンジマス。
f0133814_2352934.jpg さて、姉が到着するまでの30分、一同バールの椅子に座って、何か飲む?と父。え、もう飲むのデスカ?ビールもソフトドリンクも、カップッチーノもありますよ、とルカ。すると弟がスプマンテなんてどうかなえ、スプマンテ、どうかなそれは。
 ルカはバールに走り、スプマンテがあるか聞いているが、どうもないらしい。やっぱり。じゃぁ、とりあえずビール、ということになり、私とルカでセルフサービスの冷蔵庫からビール瓶を人数分取ろうとしていたら、バールのおじさんが2階のカフェに電話をして、キンキンに冷えた一本を持ってきてもらっていた。ルカの必死さが通じたのかな。
 ポーン!スプマンテの栓が抜ける音が響き、一同、注目の的。これは悪い日本人の例ですからね。酒豪一家は隙あらば飲むのデアリマス。

 姉が到着した時には、もちろん瓶は空。皆疲れが出始めていたのでタクシー2台に分乗し、カターニア市内のホテルに。チェックインしてもう寝るのかと思いきや、アランチーニとビールを買いに行こう!と姉の一言でヤングチームは象の広場へ繰り出す。
 買い物をしてホテルに戻ると、シニアチームはJALのおにぎりとおせんべいを並べて待っていた。
 今晩はここで一泊し、翌日昼頃ラグーザへ出発。どうなることやら。

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by hyblaheraia | 2007-09-25 00:23 | シチリア他の町 | Comments(2)

家族総勢5名がラグーザ来訪

 本来は両親だけがラグーザに来る予定だった。が、6月頃から急遽、弟カップルも旅行に加わる案が浮上。話が盛り上がるにつれ、ならば私もとも参加を表明。一気に大旅行計画が練り上がったというわけである。
 祖母と義兄を除く、家族総勢5名のラグーザ来訪。かくして彼らを迎える準備は7月から始まったノデアリマス。
f0133814_813649.jpg まずはベッド数が問題となった。我が家には来客用ベッドが2つしかないため、ワインを飲んですぐ眠くなる老齢の両親は我が家に、ヤングチームは徒歩30秒のB&Bに行ってもらうことになった。
 このB&Bの予約に始まり、カターニア到着日のホテル予約6人分、カターニア~ラグーザのタクシー手配、母の指令でイブラのレストランの予約、普段お世話になっている親友リタ一家とのパーティーの日程調整、トリノにいる両親の学友への詳細連絡、ヤングチームの希望でワイナリー見学の手配(1週間電話が繋がらなかった!)、と続々と指令が入る。
 その一方で、トリノ~ヴェネツィア~ミラノのホテル予約飛行機と鉄道のチケット購入、さらに入った母の指令でダ・ヴィンチの《最後の晩餐》の予約(11月まで完売!見学希望日1週間前にキャンセルリストが出るのを待つ)に追われ、そうこうしているうちに到着日が近付き、2日前に両親用の枕2つとベッドカバー、パーティーで使用する天ぷら用鍋、5人分の食料とワインなど160ユーロの大買物、前日には当然の如く大掃除に勤しんだのだった。
 さながら個人旅行手配の必殺仕事人のように、日々目まぐるしく準備を進め、到着の日を迎えた。
 ラグーザからカターニアに向かうバスの中で、地平線に落ちる溶岩色の太陽を見ながら、家族全員とシチリアで再会するのがまだ信じられなかった。

 騒がしい酒飲み家族がラグーザに。凄い珍道中が予想されるノデアリマス・・・。

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by hyblaheraia | 2007-09-24 08:56 | 生活 | Comments(5)


シチリアのラグーザ(ラグーサRagusa)より、時に音楽を交えて。ナポリ人の夫ルカと娘リディアも度々登場。リンクフリー。


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