観想 contemplazione

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 夕方になるとテラスに出て植物の手入れ。数日目を離すとその隙にニョキニョキ出てくるバジリコの花を摘み、ハトの糞を掃除し、ジャスミンやペチュニアの枯れた花を取り除き、ミントの小さな葉を観察する。無心になれる時間。

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 一日中パソコンと、本と、楽譜と、音楽と過ごし、目も頭も重く、思考は混乱。夜もまたテラスに出て月と星を眺める。
 レチタティーヴォとアリアの違いは見なくていいの?
 そう、教えてくれたレチタティーヴォ月。

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 満月の夜はドラマティックな空が広がっていた。夜空にバロック的な精神の根源を感じ、気になっているのはこれだったと気付かされたり。


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 そして最近の夕方は、覆いかぶさってきそうな大迫力の入道雲に、おおー!まさにバロックだわー!と、バロック時代のかつらを連想したり、

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 でもやっぱり甘いものに見えて、ジェラート雲が倒れてくる~~!!と大騒ぎしたり。

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 この溶岩色の雲にははっとさせられ、そう感じているものを伝えたら?、と言われたり。


 こうして瞬く星空と、月と、雲と、空と、草花と、野鳥と(その落し物も)、じっと見つめながらあらゆる問いかけをして、励まされ、怒涛の2ヶ月が過ぎ、今思うことは・・・。
 常に問題意識をもって、これは何だろう?、じゃこれは?あれは?と終わりのない問いの中に身を置いて、心を磨いておかないと、ということ。そしてやっぱり私はあの時代の、あの響きがたまらなく好きだ、ということ。
 2008年の夏をそっくり捧げた大ピンチは一段落。まだ書いたものを読み直す勇気がありません・・・。


~~~久し振りの音の絵シリーズ~~~
 この数か月、フランス・バロックの憂いのある美しさに心を深く癒されました。

 ラモーのコンセール用クラヴサン曲集第5番には、もうただただ感謝。
 そしてデュパールの6つの組曲の憂いと喜びの交錯する感じに、心を重ねていました。どちらもIl Giardino Armonicoの演奏です。チェンバロのOttavio Dantoneの音楽性にバロックの装飾の意義を考えさせられました。

 クープランのクープランのクラヴサン組曲第13曲より「花咲く百合」は、溜息が止まらない気分の時に。

 さらにカッチーニの《新音楽》の「帰ってきて、ああ私の幼子よTorna, deh torna pargoletto mioは、星空を眺めながら何度も聴きました。大好きなロベルタ・インヴェルニッツィの研究し尽くされた素晴らしい演奏で。上から7番目の曲です。冒頭のみですが、ぜひ聴いてみてください!!

見つめると答えが返ってきますよ、何でも。   
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by hyblaheraia | 2008-10-01 09:12 | 生活 | Comments(14)
Commented by kinoko at 2008-10-01 11:53 x
hyblaheraia さん、お久しぶりです!
怒涛の2ヵ月、お疲れ様でした。

ラグーザはまだまだ季節は夏ですか?
入道雲も凄く絵になりますね。
hyblaheraia さんほどではないですが、私も普段はバタバタ過ごしていて、、
ちょっと時間を割いて空を見上げると、こんな風景に出会えるのかなぁ。。日本の空は、一気に高くなってすっかり秋模様です。

質問があるのですが、、
以前オレガノを植えたのですが、葉っぱだけで全然花が出てこないんです。。オレガノって花の部分を乾燥させるんですよね??

また楽しいブログをお願いします♪
Commented by さらさ at 2008-10-01 12:41 x
やっと一段落されたのですね!
本当にお疲れ様でした。何だか私までホットしています(笑)
自然界からのインスピレーションを受けながらのお仕事、きっと様々な発見があったのでしょうね。日本も9月半ばには中秋を迎え月の美しい季節でした。

そうそう、以前(かなり前ですが)リクエストをいただきました「月」を地球散歩のお題にしましたギリシャの月を更新したばかりで、これからエジプトやペルシャの月もボチボチ出てきます。

絵画のような雲を眺めながら、久しぶりに音楽との競演を楽しみました。フランスバロック・・美しいです。聴いていると日本にいることを忘れてしまうし、バロックの時代にタイムスリップしてしまうようですね。
バロックといえば、月の記事の前にカラヴァッジョのことを書きました。彼は殺人の罪に問われ、逃亡を続ける中でシチリアにも行っているようなのですが、彼の作品をどこかでご覧になったことがありますか?
Commented by modicana at 2008-10-02 02:16 x
hyblaheraiaさん、
お疲れ様でした。
たいへんだったけど、充実感いっぱいの夏でしたね。
仕上げて終わりの仕事ではなく、それが、新たに、問題を提起し、ひろがっていくのが、すばらしいです。
 さあ、ジェラートには、寒すぎ になる前に、「お疲れ様会」 しましょ~
(って、私は’お疲れ様’じゃないのですが・・・)
Commented by ぐらっぱ亭( ̄ー ̄) at 2008-10-02 09:22 x
薔薇色の雲、すばらしい!コレッジョのIoを思い出しましたよ。
Commented by fumieve at 2008-10-02 12:48
おつかれさまでした。少しはゆっくりできるのでしょうか?
久々の音楽の絵、さっそく楽しみました。ありがとうございます。
こちら、バタバタしているうちに、手入れを怠っていたバジリコは既に立ち枯れ寸前・・・わさわさ葉が茂っていたのに・・・さっさと積んで、ペーストにでもしておくべきでした・・・涙
Commented by hyblaheraia at 2008-10-03 06:51
●●kinokoさん●●
お久しぶりです!!この入道雲は9月末頃のものですが、最近は夏にはなかった分厚い雲がじゃんじゃん現れ、雨もどばーっと降ります。湿度が高くて寒い季節になってきました。
オレガノですが、手揉みは花の部分です。苗を育てたことがないので乾燥用に収穫できるまでどれだけ日数がかかるか、全く分かりません・・・。私のは、中心の茎が小枝のように結構しっかりしていますが。数年かかるのでしょうかねぇ・・・。お答えできずスミマセン。
Commented by hyblaheraia at 2008-10-03 06:58
●●さらささん●●
慌ただしい感じがブログにも滲み出ていましたか・・・。スミマセン、割りきってサクサク物事を片付けられないたちで。ホッとしていただけて良かったです。
月のリクエストにお応えくださりありがとうございます!!先ほど、じっくり拝見してきました。読み応えのあるブログですね。たくさん調べていらっしゃるし、写真も素敵です。
カラヴァッジョの作品はシチリアにもあったら凄いですね!でも多分ローマや海外の大きな美術館にほとんど保管されていると思います。どこかの教会の祭壇画なら外されていないはずですが・・・。
フランス・バロック、お気に召していただけて嬉しいです。まだ毎日聴いて、余韻に浸っています。
Commented by hyblaheraia at 2008-10-03 07:01
●●modicanaさん●●
いやいや、お騒がせしました~。問題だらけで、先に進んでいかれるのか心配ですが、のんびり、こつこつ、続けていかれればなぁと思います。
お互いのお疲れ様&お久しぶり会、やりましょう!!テラスに椅子をだしてスプマンテとかいいわ~~。
寒くてもジェラートはいつでもOKです!!
Commented by hyblaheraia at 2008-10-03 07:04
●●ぐらっぱ亭さん●●
そうですよね、薔薇色という表現がありましたね。どうもエトナ山の溶岩のイメージが強くて、ついつい。
コッレッジョの《ユピテルとイオ》の雲は、本当にああいうモリモリしたのが降りて来た日があったんですよ!その日の記事はこちらです→ http://ragusa.exblog.jp/8681395/
Commented by ogosyu at 2008-10-03 07:08
hyblaさん、こんばんは。月の写真ものすご~くきれいですね。そして雲も!!
イギリスで見る月よりもとってもミステリアスでロマンチックかも。

フレンチバロックのお勧め、ぜひ聞いてみます。
私も古典ラテンの歌は教会で歌っているのですが、フレンチバロックは真新し体験かも。いまからワクワクドキドキです。
テラスとってもかわいいですよ。ハーブがたくさん、これ私の夢です。
Commented by hyblaheraia at 2008-10-03 07:12
●●fumieveさん●●
やっと一息です~。3~4月は心配で眠れず、5月は片っ端から本を読み、6月はため息、7月もため息、8~9月は猛烈な日々でした。自分がいかに不器用であるかを再認識しました。fumieveさんのスーパーくるくる回転の頭脳が羨ましいです。
バジリコはそのまま枯れ枯れにしておけば、カルデッリーノ一家が来るかもしれませんよ!!我が家はもはや、彼らの食用として現状キープとなっております。
Commented by hyblaheraia at 2008-10-03 07:17
●●ogosyuさん●●
こんばんは!昨晩、そちらに遊びに行き、お嬢ちゃまのスズキメソードの記事に釘付けになりました。ああいうふうに勉強するんですね。で、コメントを書こうとしたら、hyblalina~ご飯だよ~~♥!という声に呼ばれて・・・。なんだか前もそうだったような。
教訓:ogosyuさんのブログはご飯の後に! ですね。
フレンチバロック、いいですよ~。またいいのがあったら仕入れておきます。
Commented by jose at 2008-10-03 19:12 x
こんにちは、私バロックの雲好きなんです中が明るくなっているのとか光が漏れて天使が降りて来そうなのが特に、そういえばカラバッジョの絵はシラクーサの島内の美術館に有ると思いましたが違ったらすいません。
Commented by hyblaheraia at 2008-10-05 07:47
●●joseさん●●
こんにちは!光が洩れて天使が降りて来そうな雲・・・、あります、あります!!これから雲観察が楽しい季節になるので、またいい雲に出会ったら記事にアップしてみます。
カラヴァッジョの絵のこと、知りませんでした。シラクーサに美術館があることも!!またいろいろ教えてください!!
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