証拠写真

 珍道中の途中ですが、ここでニュースをお伝えシマス。

 昨日の大学での授業の帰りこと。普段使っている1番のバス乗り場が道路工事のため予告なく変更され、乗りそびれた私は臨時乗り場で30分間、次のバスを待っていた。
f0133814_742855.jpg そこは旧市街イブラ入り口の崖っぷち。階段に座り、たまにはこんなハプニングもいいなと、夕日に染まる雲の陰影をのんびり眺める。
 7時頃バスが来て乗り込むと、話好きのフランス人夫婦、乗り合わせた乗客とで車内は終始和やかな国際親善の雰囲気に包まれた。

 その時、不意に右臀部側面(でんぶ・尻)辺りにチクッ!一瞬体が固まった。静電気かと思い、何気なく座り正してみたが、数十秒後にもっと強い痛みがヂクッ!さすがにも笑顔も引きつってくる。階段に座っていた時に、草の棘でも踏んだのだろうか、と手でさすってみるが何もない。
 バスから降り、途中パン屋に寄ってまたヂクッ! これは何かいる!アリでも入ったのだろうか。一刻も早くジーンズを脱がなければ。しばらくしてピチクッ!右太もも辺りもチクチク気になる…。ジーンズの上からゴリゴリ掻きながら一目散に家へ。
 家に着くなりルカに事情を説明し、早速脱ぎ始める。体にはアリらしきものはいない。ジーンズをゆっくりと裏返し、バンバンはたいてみた。すると・・・


f0133814_801074.jpg ポロン。
 うわぁ、出た~!
 ナンデスカコレハ?!普通のアリではアリませぬな、お主。
 頭が赤く透き通り、お尻がてっぷりと膨らんでいる。良く見ると黒と薄茶の縞模様もある。もしやこれは、ハチ?
 体全体が飴色、このツヤツヤ感がいまいましい。

 アカガシラ・アメヂクバチ(赤頭飴ヂクッ蜂)。
 彼奴をこう命名してやった。


f0133814_877100.jpg しばし証拠撮影を撮った後、我が家の虫取りセットで捕獲し、ルカに見せる。と、
 ああ、羽の付いたアリだね。今日は湿気があるからいっぱい飛んでるよ。トイレに流しちゃえば。
 と呑気な答えが。いいや、彼奴はきっと猛毒の蜂。今は平気でも、今晩寝ている間に毒が回るかもしれない!そもそも羽蟻は刺しませぬぞ、ルカ先生。と、ちょっと大袈裟に言う。
 というのも右臀部から太ももにかけて2箇所チクヂク、2箇所ヂクピチク、3箇所チクチクチク、の赤い跡があり、明らかに刺されているからだ。

 その時ある事件を思い出していた。イタリアのパブで女の子がクモに刺され、彼氏が携帯電話のカメラで偶然撮っていた画像で一命を取り留めたというものである。突然具合が悪くなった彼女が病院に担ぎ込まれたとき、ただちに世界中の毒グモ研究所に携帯画像が送られ、クモの特定と抗生剤や治療法の最新情報が集められたという。結局、毒グモはバナナの箱に紛れて南米から入ったものだったらしい。
 夕食中にそのニュースのことを話し、ルカに言った。
 私を刺した虫の写真はデジカメに入っているからね。

 その夜ベッドの中で思った。ルカはデジカメをちゃんと使えるだろうか。パニックに陥ってデータを消去したりしないだろうか。いや、それよりラグーザの病院にネット回線はあるのだろうか。いろいろ心配になったので自らネット配信しておくことに。

 ・・・などと言いつつ、今日もすこぶる元気なのである。

人気blogランキングに参加中 杞憂・・・。


追伸:東京で買ったピチピチの美脚ジーンズを履いていたので、アカガシラ・アメヂクバチが私を刺したのではなく、私が彼奴を潰してその拍子に針が出たのかもしれない。ポロンと出てきた時は瀕死状態だったので・・・。
[PR]
by hyblaheraia | 2007-09-29 08:57 | 野鳥・昆虫・動物 | Comments(6)
Commented by ぐらっぱ亭( ̄ー ̄) at 2007-09-29 10:25 x
いやー、いろんなことがあるもんですねー。初めて聞きましたよ、こんな話。確かに踏み潰されずによく生存していたものと、その生命力にも呆れますが、あちこち刺されて、さぞ痛かったことでしょう。オダイジニ!
Commented by saku at 2007-09-29 14:45 x
hyblaheraiaちゃん、その後生きてますか???
Commented by hyblaheraia at 2007-09-29 18:04
>ぐらっぱ亭さん、本当に毎日いろいろあり波乱万丈に生きています。あのピチピチジーンズの中で彼奴もかなり苦しんだのでしょう。最初の一撃から最後のそれまで、次第に刺した跡が小さくなっていました。ふふふ、私の勝ちです!
Commented by hyblaheraia at 2007-09-29 18:08
>sakuさん、元気ですよ!今朝もルカがコルネット代わりに買ってきてくれたイチゴのケーキをお紅茶とともにペロリ。朝からケーキで絶好調です!
Commented by modicana at 2007-09-30 02:22 x
あら!たいへん!その後、おさまりましたか?
こっちへきてから、家の中で、虫に遭遇しても、かなり、動じなくなりましたが、刺されるのは勘弁ねがいたいもんです
。「家の中がわが領域ときめたのは、人間の勝手な考え」と、自然をリスペクトして、穏便に出て行ってもらうよう、気をつけなくっちゃ。
Commented by hyblaheraia at 2007-09-30 05:46
>modicanaさん、刺された日の夜は痛がゆかったんですが翌朝は何ともなくなっていました。確かに虫や鳥や、鳥の羽や糞まで、いろいろ家に入ってきますね。穏便に出て行ってもらうおまじないは、窓を開けてViena ca'!(ナポリ弁) Esci, esci!です。すごく効きます!
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。


シチリアのラグーザ(ラグーサRagusa)より、時に音楽を交えて。ナポリ人の夫ルカと娘リディアも度々登場。リンクフリー。


by hyblaheraia

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

掲示板

最近は・・・
早寝早起きして新しいことに挑戦中!
16/11/2016


迷惑コメント対策で承認制にしております。
::::: ::::: :::::

自己紹介に代えて


ご連絡等はコメント欄にお願いいたします

::::: ::::: :::::


2013年11月、共著出版



2009年4月、共著出版



1999年3月、共著出版


Locations of visitors to this page
2010年2月16日リセット
世界の赤い花びら!


Click for Comiso Air Station, イタリア Forecast

今日の月はどんな月?



ラグーザ ホテル

カテゴリ

全体
自然
生活
歴史
祭り
伝統・技術
料理
菓子
変わった野菜と果物
野鳥・昆虫・動物
大学・研究
政治・社会
音の絵:写真と音楽のコラボ
シチリア他の町
イタリア他の町
ナポリの実家
一時帰国
ブログ・・・周年とゲーム
未分類

タグ

(60)
(50)
(46)
(42)
(40)
(38)
(36)
(35)
(35)
(34)
(31)
(27)
(22)
(21)
(20)
(15)
(14)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(9)
(8)
(8)
(8)
(8)
(7)
(6)
(6)
(5)
(4)
(3)
(2)
(2)

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

以前の記事

2016年 11月
2016年 10月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 02月
more...

最新のコメント

明けましておめでとうござ..
by アイシェ at 07:35
> Mchappykun..
by hyblaheraia at 06:11
牛乳と油で生クリームがで..
by Mchappykun2 at 01:30
> アイシェさん それ..
by hyblaheraia at 17:09
今人間ドックが終わったば..
by アイシェ at 11:48
> Mchappykun..
by hyblaheraia at 06:20
> 鍵コメさん は..
by hyblaheraia at 13:37
東京にいらしていたのです..
by Mchappykun2 at 01:31
> 鍵コメさま ご心配..
by hyblaheraia at 19:29
> ゆうゆうさん 素早..
by hyblaheraia at 07:18

画像一覧

ブログジャンル

海外生活
音楽

検索

記事ランキング

ライフログ











お気に入りブログ

生きる詩
gyuのバルセロナ便り ...
ルーマニアへ行こう! L...
写真でイスラーム  
エミリアからの便り
アフガニスタン/パキスタ...
イスラムアート紀行
夫婦でバードウォッチング
La Vita Tosc...
パリ近郊のカントリーライフ
トルコ~スパイシーライフ♪
now and then
Vivere in To...
シチリア時間Blog
フィレンツェ田舎生活便り2
ふりつもる線
ちょっとスペインの別荘 ...
ぐらっぱ亭の遊々素適
ヴェネツィア ときどき ...
石のコトバ
ボローニャに暮らす
フランスと日本の衣食住
イタリア・絵に描ける珠玉...
cippalippaの冒...
スペインのかけら
Berlin Bohem...
VINO! VINO! ...
::: au fil d...
sizannet
イタリア料理スローフード生活
ペルー と ワタシ と ...
しの的エッセンinドイツ
PoroとHirviのとおり道
料理サロン La cuc...
カッラーラ日記 大理石の...
イタリアの台所から
オルガニスト愛のイタリア...
Animal Skin ...
しのび足
道草ギャラリー
白と黒で
ちまもの読書日和
andante-desse
il paese - p...
やせっぽちソプラノのキッチン
坂を降りれば
A Year of Me...
お義母さんはシチリア人
Espresso!えすぷ...
シチリア時間BLOG 2
London Scene
hatanomutsum...
小鳥と船
mi piacciono...
カマクラ ときどき イタリア
やせっぽちソプラノのキッチン2

外部リンク