Pupi siciliani シチリア伝統の人形劇

 カルタジローネの陶器の階段の両脇には、陶器店がずらりと立ち並ぶ。これらの店を全部見尽くし、欲しい一点を見つけることはまず無理だろうな、と考えながら階段を登っていると、Pupci sicilianiシチリア伝統人形劇の展示会場を発見。入ってみると、

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 壮観、そして大迫力!
 色も、武具の輝きも、顔の表情も、猛烈な力を放っている。お土産物屋で売られている小さな操り人形とは訳が違う。実際の劇はまだ観たことがないけれど、これだけでもかなり心が一杯に。


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 人形劇の際の背景画も堂々と展示されている。
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 これはサン・ジョルジョが龍を退治して姫君を救い出すところ。
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 Morte di "Olivieru" nella valle di Runcisvale「ルンチスヴァーレの谷でのオリヴィエール)の死」というタイトルが見える。『狂気のオルランド』の一場面だそう。
 オリヴィエーロではなく、オリヴィエールという所にちょっと笑ってしまう。シチリア訛りの語尾の「ウ」はいろいろなところに出てきてしまうのね。


 人形をもう少し。『狂気のオルランド』をまだ読んでいないことを反省しつつ。

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左:ブラダマンテ(女性)、右:オルランド。

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左:リナルド、右:アフリカのトロイアーノ。


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 美しい武具にも目が行く。
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 すね、太もも、胴周りと楯に同じモティーフが打ち出されていて、

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 足の裏も大迫力!木の削れ具合は人形たちの戦いの跡を物語っているよう。
 良く見ると、カターニアの象の広場のモニュメントがこんな所に(左)。

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 これは一番の強面。目のはつり上がり、血走り、鼻はしゃくれ、額に血管が浮き出ている。ああ、怖い怖い!

でもこちらは






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もっと怖い!


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by hyblaheraia | 2010-08-15 06:28 | シチリア他の町 | Comments(10)
Commented by michi at 2010-08-16 00:36 x
キャー!一番の強面とあったので次は可愛い写真で癒されるのを想像してしまいこのオチには笑わせていただきました(笑)
美容師なのでこの手の人形は見慣れているのですが思いがけない場面で出てくるとギョッ!とするものですね。
タイトルの人形劇部分はきちんと表示されいますので大丈夫ですよ。
Commented by nobukoueda at 2010-08-16 14:40
フランスリヨンでも人形博物館みたいなところにいっぱいあったですが、こちらは人形劇が親しまれていたんでしょうね、
 ↓のタイルの階段の美しいこと、登るのもたのしくなりますね。
Commented by fumieve at 2010-08-16 22:43
カルタジローネ、いいですね~陶のタイルの階段にも心が躍りますが、この人形博物館、かなり楽しそうです。

・・・で、ピアッツァ・アルメリーナ!!!行きたい!!!うらやましいっっっ!!!ブログ・アップ、楽しみにお待ちしてまーーーす!
Commented by hyblaheraia at 2010-08-17 06:08
~michiさん~
絶叫、ありがとうございます!あ、そうでしたか、次はカワイイものを期待しましたか。ウヒヒ、それが違うんですよ~。
美容師さんだったのですね!ぜひラグーザでお店を開いてくださいませませ。こちらでの美容院体験は涙なくしては語れません。もしかしてもう、そちらでお仕事なさってますか?
タイトルの「人」、見えていて良かったです。ありがとうございます。
Commented by hyblaheraia at 2010-08-17 06:11
~nobukouedaさん~
プーピ・シチリアーニというのは、シチリアでとても有名な人形劇で、ゴットファーザーIIIにもコルレオーネ村のワンシーンで出てきます。あの人形使いの方はこちらでもとても有名なクティッキオ一座の方だとどこかで聞いたことがあります。私はまだ実際の劇を観たことがないのですが、いつかぜひと思っています。
タイルの階段はとても爽やかでした。ただ車酔いがひどくて、とてもとても上まで登れず、手前4分の1くらいで断念してしまいました。
Commented by hyblaheraia at 2010-08-17 06:14
~fumieveさん~
カルタジローネはずっと行きたかった所で、今回はかわいいデミタスカップを色違いでたくさん買おうと思っていたのに、もうとてもとても。途中の道がボコボコ、ガタガタ、カーブだらけで車酔いがひどくて、魂の抜けたような状態で階段を昇りました。本当に手前だけすが。
ピアッツァ・アルメリーナの記事は、今書こうか、どうしようか・・・と。現在、室内33度でぐったりです。そちらはいかがですか?
Commented by jose at 2010-08-18 00:17 x
シラクーサ(オルティージャ)でこの人形劇に使う物(人形も)修理している所が有ったのでぼんやり見ていました、プーピの人形も迫力、味が有って素晴らしいですがこういう物をみるたびに日本の浄瑠璃等古典芸能の人形や衣装の素晴らしさを再認識します。
Commented by hyblaheraia at 2010-08-19 06:29
~joseさん~
シラクーザもプーピで有名なのですよね。戦いのシーンなどは人形同士が激しくぶつかり合うので修理もこまめに行うのでしょうね。実際の劇だけでなく、そちらも見てみたいです。
日本の浄瑠璃も世界に誇る伝統文化ですから、シチリアのプーピと文化交流してどこかで同時上演などしてほしいところです。ラグーザでは絶対無理だと思いますが…。
Commented by takakenn at 2015-08-26 10:07 x
イタリアのシチリア島の伝統、プッピは一度見たいと思っています。

四半世紀前、1年間の欧州放浪の折、イギリスの小さな英語学校で
シチリア島から来た、イタリア人と知り合いました。

レトヤンニのホテルの御曹司でした。

一度は行きたいし、再会したいですが、イタリアは未踏の地です。

絵本の読み聞かせがライフワークでドイツとハンガリーで

読み聞かせをやりました。人形も使えると良いのですが・・・・

私の使うのはパペットです。
Commented by hyblaheraia at 2015-09-14 01:42
> takakennさん
コメントありがとうございます。お返事が遅くなって申し訳ありません。
シチリアのプーピは、実は私もまだ本物を観たことがないのです。いつか必ず!と思っています。
絵本の読み聞かせを海外でなさっているのですね。日本の絵本でしょうか?ぜひイタリアにもいらしてください。パペットを使った絵本の読み聞かせ、楽しそうですね。
娘が生まれてから最近の日本の絵本を見るようになりましたが、やはり昔読んだものが懐かしく、なかなか新しいものに手が出ません。新しい言葉の感覚やテーマにもやや抵抗があり…。

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