あなたは昇り、私は沈む -カンタータの歌詞的に-

 家々のバルコニーに鮮やかな花が咲き乱れる季節。

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 何気ない花の並べ方とその美的インパクトに関心しながら、さり気なさsprezzaturaという言葉の意味を考えさせられる。

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 旧市街イブラの向こうの丘は、さっきまで緑色の壁のようにせり上がって見えていたのに、いつの間にか、目線の高さにいる。そして私が階段を下がると、




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 私とは反対に浮き上がるように見え、

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 さらに私が下がれば、今度は頭をニョキッと!

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 なんだかカンタータやマドリガーレの歌詞みたい。恋する相手と振り向かれない自分、つれない態度とその痛手、亡くなった恋人と今も嘆き生かされる自分。
 バロック的な対称性を、バロックの町を歩きながら自由に解釈。

 イブラと私の関係が歌詞になるなら、「あなたは天に昇り、私は地に沈む Tu ascendi al cielo, io discendo nel inferno」という出だしかな。

 感じ方や考え方はいろいろ、ということで。

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by hyblaheraia | 2010-06-16 06:09 | 生活 | Comments(14)
Commented by j.images at 2010-06-16 16:53 x
スキンのlog-inの位置を左右入れ替えて頂き見やすくなりました。今回の写真何時に無く(失礼)作者の構図がどんぴしゃりと決まっていて素晴らしいです。 暫く前に変化というタイトルがありましたが、時を同じくして、私自身も日常に変化があり、長年使ってきたスイス製のスピーカから、今春発売された出来たてホヤホヤの大英帝国BBC国営放送局御用達のイギリス製に入れ替えました。アイスランドの火山爆発の影響で注文から一ヶ月遅れで最新の技術を惜しみなく投入したスピーカーが到着し音を出した瞬間、教会でコッジナーを聞いている様な錯覚陥りました! ややもすると、単調に成りがちな日常の中で少しの変化が人間の五感を刺激し気分を高揚させる事は間違いない様に二思います!
Commented by Mchappykun at 2010-06-17 02:26
今日のイブラの写真もその前の青い空の写真もとても素晴らしい!!心を揺さぶられます。訪れたこともない、見たこともない景色のはずなのに、胸の奥がきゅんとします。
ラグーザの青い空とシャガール、ラヴェルの歌がマッチしています。動画にコラボした腕にも感嘆しています。
Commented by hyblaheraia at 2010-06-17 07:18
~j.imagesさん~
言いたいことを写真で表現するというのは本当に難しいですね。コンパクト・デジカメだと、思うようにいかないことが多々あり、色も奥行きも、実際に見ているものと全然違うので、特にこういう素晴らしい景色の場合は、なんか違うな~と納得できず。
スピーカーのお話、凄いですね。ステレオは全然分からないのですが、上には上のものがあるのですね。j.imagesさんの生活に大いなる変化をもたらすことでしょう。
いただいたコメントで思い出したのですが、実家にある私のonkyoは、初期バロックの声楽曲やチェンバロのCDをお店に持って行って聴き分けて買いました。お店に響いて、子供のピアノの発表会を聴く親の気持のように、ドキドキ恥ずかしかったです。
Commented by hyblaheraia at 2010-06-17 07:23
~Mchappykunさん~
「訪れたこともない、見たこともない景色のはずなのに、胸の奥がきゅんと…」
ラグーザの景色は、世界中の人を魅了しているようです。何がそうさせるのか、いろいろ考えますが、それはやっぱりラグーザに流れているもの、としか言いようがないな、と。
動画は、自分の日記のようなものです。その時感じたことを、文章だけでなく、映像で残しておくと、永遠に風が吹いたり、雲が流れたり、空の色が変化したりしそうな気がしまして。
お言葉、ありがとうございます!褒められると頑張る性質なので、また作ります。
Commented by N. M. at 2010-06-17 19:27 x
>Tu ascende al cielo, io discendo nel inferno

これの出典は何なんだろう、と調べてみましたが分からず(汗)。カンタータは研究したことが無いとはいえ、こういうの悔しい(爆)。

何なんですか?
Commented by hyblaheraia at 2010-06-18 05:36
~N.M.さん~
それはお調べになっても出て来ないはずです。なぜなら、私が勝手に作った歌詞(冒頭のみ)ですから。すみません!本文中の説明が足りなくて。
「こういうの悔しい・・・」N.M.さんの学者魂を見た思いです。
Commented by N. M. at 2010-06-18 06:43 x
>私が勝手に作った歌詞(冒頭のみ)ですから

・・・あ、そうだったんですね・・・(>>>読解力が全くないのを暴露してしまいました)。でもいかにも、という詩ですよー。一瞬Petrarcaか、と思いましたもん(>>>と言い訳する・・・大汗)。

>N.M.さんの学者魂を見た思い

そ、そんな恥ずかしいことどうぞ仰らないでくださいましっ(大汗)。「勘違い」「早とちり」ばっかりなのです、ご察しのように・・・
Commented by hyblaheraia at 2010-06-19 03:18
~N.M.さん~
まぁ、そんなペトラルカだなんて!!主語がTuなのに動詞が三人称になっていたので、こっそり直しました。ヒヒヒ、のヒブラルカということで(ペトラルカ様、ごめんなさい!!)。

>学者魂…、目を皿のようにしてネットで歌詞を検索していらっしゃるN.M.さんを想像しました。なんかコメントにも気迫が!!
Commented by N.M. at 2010-06-19 04:43 x
>なんかコメントにも気迫が!!

・・・・イヂメナイデクダサイ・・・(TT)

>主語がTuなのに動詞が三人称

いや、それこそペトラルカにもよくあるPoetic licenceということで!(笑)
Commented by hyblaheraia at 2010-06-20 05:57
~N.M.さん~
すみません、そんなつもりでは!!

>ペトラルカにもよくあるPoetic licenceということで!(笑)

教養深いお慈悲のお言葉。(感)

以前に教えていただいたN.M.さんのサイト、申し訳ありませんがもう一度教えていただけますか?見つけられずにおります。鍵コメで結構ですので、お手すきの時にお願いします!
Commented at 2010-06-20 06:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hyblaheraia at 2010-06-22 04:54
~鍵コメ 2010-06-20 06:38 さん~
アドレスありがとうございました。
夕べ、早速拝見しました。イタリアには調査でよくいらしていたんですね。そちらとは違って図書館事情はひどいですが、最後は人と人の関係ですので、熱意が伝われば何とかなると思います。
夏のご発表のご成功をお祈りしています!
Commented at 2010-07-26 02:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hyblaheraia at 2010-07-29 06:42
~鍵コメント 2010-07-26 02:59さん~
いえいえ、感じたことをそのまま書いているだけで、ちょっと説明的になってしまうのが悪い癖です。
そちらには古城があるんですね。どんな時代の、どんな歴史を経て来たお城なのでしょうか。いろいろ想像してしまいます!ラグーザもそちらほどではないかもしれませんが、何年も閉じたままの家ばかりで、この町の将来はどうなるのかと心配になります。シチリア全体に言えることなのでしょう、きっと。
コメント欄を通じて、いろいろお話できるのを楽しみにしています。また覗いてみてください。
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