待ち合わせは・・・結婚式で

 ラグーザでの家賃の支払いは、人と人が基本。日本のように銀行振込などせず、以前の家では大家さんが家に出向いてくれていた。今の大家さんは一人暮らしで高齢なので、我々がお宅に伺っている。
 けれど町外れの大家さん宅まで、往復で2時間はかかる。しかもバスは当てにならないので、帰りは急な坂道を5キロひたすら降りて戻るしかない。これが結構、体力を消耗するのでいつも億劫になってしまうのだけれど、今月は・・・

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 エッチェ・オーモ教会の結婚式で11時に会いましょう!
 ということになり、朝からワクワク。我が家の裏の教会で、親友リタのお母さんのお姉さんの娘の娘が結婚することになっていて、そこに大家さんも列席するという情報をリタから入手。我々は参加しないのに、結婚式を待ち合わせ場所にしてもらった。
 ルカも私もきれいなコートを着て10時50分からスタンバイ!大家さんはどこかな~。

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 11時という話だったのに参列者はまばらで、オルガニストとヴァイオリニストがまだ練習している。音と教会の内装うっとりしているとドレスアップした大家さんが到着。
 おめでとうございます!我々もニコニコ。あら、花嫁を見て行かないの?と聞かれ、いえいえ家のバルコニーから良く見えますから・・・。というのも、

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 こんな感動的なシーンがばっちり見える位置だから。近所のシニョーラも我々と同じように窓から祝福。お隣のジーンズ君もお祝いに揺れる。

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 花嫁の後ろにいるのはお母様と姉妹かもしれない。皆で腕を組んで、さぁお行きなさいと言うかのようなそっと見守る優しさが溢れている。

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 ああ、何度見ても感動的な、このパノラマで見る結婚式。オルガンの響きも、ライスシャワーやバーチョ!バーチョ!(キス!)の歓声も聴こえ、紙吹雪が我が家に舞い込んで来ることもある。


f0133814_040180.jpg どこから撮っても洗濯物が入ってしまう今日の結婚式写真に思うのは・・・、
 ラグーザではそれだけ結婚のイヴェントが日々の生活に溶け込んでいる、ということ。
 洗濯物越しに近所の人々から祝福され、紙吹雪で幸せが近所に届き、通りがかりの人々にも祝福され、我々も楽して家賃を払えた一日。

 幸せ、幸せ。


結婚式の待ち合わせっていいですよ。      



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by hyblaheraia | 2009-01-15 02:30 | 生活 | Comments(14)
Commented by poronliha at 2009-01-15 03:55
家賃が人と人の手渡し、それをきいて祖母のもっているアパートを思い出しました。今はどうか知りませんが、ちょっと前まで手渡しでしたよ。東京の田端なのに(笑)でもアジア系の人が多いので、手渡しの方が確実だったからだと思います。

洗濯物が写ってしまうっていうの、なんかいいですよ。ほのぼのしてて。
Commented by fumieve at 2009-01-15 06:31
私も家賃手渡しですが、大家さんとなかなかタイミングが合わず、結果として現在滞納中・・・(汗)。悪いので振込みにしましょうか?と聞いても、「いいのよ~別に。どこに住んでるのか知ってるし。逃げないのわかってるから」と言われ、まあたまに直接会って、お互いに会話を楽しむチャンスと思うことにしています。
うちは残念ながら窓から直接花嫁は見えませんが、すぐ近くの教会でよく結婚式があります。着飾った人々を見たり、あるいはあとからお米がいっぱい散らばってるのを見てそれとわかったり。
Commented by ogosyu at 2009-01-15 07:28
Hyblaさん、こんばんは!
うらやましい!お家のテラスからこんな素敵なシーンが見えるなんて。うっとり~。今度TV曲のドラマの撮影に場所提供するのいかがでしょう?なんちゃって。
私は結婚式の演奏者になりたいな~、こんな素敵な人生のシーンだったら皆さんの思い出にきちんと残るようにちゃんと演奏しないとね!
 家賃の話イタリアらしいわ~、うちの義理父も大家さんと同じようなタイプです。後で、後で、、そしてもらい損ねちゃうのよね~。
Commented by gabbyna at 2009-01-15 10:48
結婚式が一杯見れるというのは、結婚という制度がきちんと機能しているということでいいですよね。事実婚もいいけれどやっぱり式は、何か魅力がありますよね。
窓からこの幸せなシーンが見れるなんていいですよね。
家賃は、まぁいろいろと考えると手渡しも良いかと思います。
Commented by jose at 2009-01-15 15:30 x
イブラに泊まった時にドゥーモで結婚式をあげているのを見かけましたがあの階段を美男美女のふたりが降りてくる所は映画のようでなかなか感動的でした、風船を沢山付けたスケルトンなバギーに乗って行きましたが後でジャルディーノで記念撮影をしていました、定番コースのようですね。
Commented by hyblaheraia at 2009-01-16 00:15
~poronlihaさん~
大家さん宅に行くと我が家の近所の様子や、家に変ったことはないかとか、政治の話や近況報告などをしています。家を借りるときは、実は面接(というのかな?)もあったんですよ。人と人がきちんと向き合って貸し借りをするというのは本当に大事なことですね。大事な家を大事に使おうという気持ちにもなりますし。poronlihaさんのお祖母様も、うちの大家さんと同じお気持ちなのではないかと思います。
洗濯物は、結婚式の必須アイテムかも?!
Commented by hyblaheraia at 2009-01-16 00:21
~fumieveさん~
逃げないの分かってるから・・・、という大家さんのコメント、面白いです!イタリアでは家賃の手渡しって普通なのでしょうか。
fumieveさんのお宅近くにも教会があるんですね。ライスシャワーの瞬間にボロボロの格好で鉢合わせになってしまうことってありませんか?結婚式で着飾った人々を見ると、イタリアはやっぱり華やかだなと思います。
Commented by hyblaheraia at 2009-01-16 00:27
~ogosyuさん~
こんばんは!結婚式はいつでも大歓迎なのですが、実はお葬式がかなり多いんです。一日に午前と午後、2回行われることもあります。そんな時は教会というのは、人々の喜びも悲しみも全てを受け入れている場所なのだと実感します。
ただ・・・、お葬式の時にオルガン演奏されるベートーヴェンのピアノ・ソナタ《悲愴》第2楽章で、レー、ド・シ・ラ・ソ、シーラーの「ド・シ・ラ・ソ」が2倍の長さで弾かれるのが気になって仕方がありません。あれ、教えてあげた方がいいのかな。
Commented by hyblaheraia at 2009-01-16 00:35
~gabbynaさん~
そうですね、おっしゃる通りいくつもの公的書類や手続きを経て、精神的には神の秘跡として結婚が行われているのですね。華やかで明るく、いつ見てもニコニコしてしまいます。
手渡し家賃、間違えがなくて良いと思います。日本の家族は、ええ?今どき手渡し!?と驚いていますが、アナログの良さってありますよね。
Commented by hyblaheraia at 2009-01-16 00:39
~joseさん~
まぁ!ドゥオーモの結婚式をご覧になったんですね!私はまだ一度も見たことがありません。ジャルディーノや広場で写真撮影をしているカップルは何度も見たことがありますし、多分、そのうちの何組かのアルバムにちらっと登場していると思いますが。お恥ずかしいです。
階段の教会でイブラをバックに記念撮影するカップルもたくさんいます。どちらも定番コースみたいです。
Commented by ゆきーな at 2009-01-16 01:14 x
楽して家賃が払えてよかったですね。それにしても、車は使ってないんですか。いつもは、歩いていくってことですか。
教会が近いと、結婚式だけでなく、いろんな行事が家から見えて、いいですね。
Commented by fumieve at 2009-01-17 19:49
ぼろぼろの格好はいつものことなのでいまさら気にしている場合ではないのですが、それプラス、教会がちょうどスーパーと家の間にあるため、しばしばパンパンに詰め込んだリュック&片手にはトイレットペーパーなどという格好ではち合わせてしまうと、さすがにちょっと気まずいです。

先日書き忘れましたが、私も一度、その教会の結婚式で待ち合わせしたことがあります。
Commented by hyblaheraia at 2009-01-19 13:16
~ゆきーなさん~
そうですね、行きはバスで、帰りはいつも歩きです。ひたすら坂道を下ってきます。炎天下ではかなりきついですが、良い季節だといい運動になります。車は持っていないので、どこに行くにもバスか徒歩。地元の友達にはすごく驚かれますが、結構なんとかなるものです。
そうなんですよ!我が家はお祭りや結婚式の特等席です。
Commented by hyblaheraia at 2009-01-19 13:20
~fumieveさん~
トイレットペーパーは確かに目立ちますよね~。お互い小さな環境に暮らしていますから、いつどこで誰に会うか分からない状況というのは同じですね。
結婚式の待ち合わせ、fumieveさんもありましたか?!やっぱり似た環境ですねー。
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